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「柴田久美」

と変換されてしまったが

区切る場所が違う、

『 シバ タクミ 』

『 芝  匠   』

柴田さんという知り合いが多いのでPCがそっちで認識してしまったようです

今日は木瀬部屋の芝さんのことを書きます。

今場所東幕下2枚目です。


芝さんは

この前書いた

栃丸さんと同じころから応援しています。



大学を卒業し幕下へは一気に駆け上がり

一年後に入門してきた宇良君と

同部屋での幕下優勝決定戦にも勝ち幕下優勝。


その勢いで十両へあがるかというところで

跳ね返されてから

何度も幕下上位に食い込むも

怪我などもあり勝ちきれず 

チャンスを逃しているところは

栃丸さんと似ているような気がします。


芝さんは

栃丸さんのように

一芸特化型ではなく

万能型の玄人好みのいい相撲を取るところが魅力です。


どうみても幕下力士のとる相撲ではなく

名前のごとく『匠』

相撲職人と言っていいと思います。


ただ栃丸さんと同じく

身長が高くない。

手が長くない。

そんな理由で

体格で圧倒する力士を苦手とするところがあります。


苦手というか

単なる体格負け。


芝さんも差したり、組んでまわしをとって力を出す力士。

身長がある力士に対してもうまく攻めますが

押しきれなかった場合に胸があってしまうと

体格差であちらに軍配があがってしまうのです。


ああ・・・

こんなにうまい力士が

幕下にいるのは勿体無すぎる・・・


ほんとに世間の皆様に知っていただきたし

見ていただきたい。


そのためには今場所勝ち越して

新入幕の夢を果たさせてください!!!



しかし今日の相手は

未来の横綱と言っても過言ではないほどの潜在能力を持った

「北青鵬」さん。


これがまた芝さんとは真逆。

相撲は荒い(若さゆえ)が身体が柔らかく強い。

身長が2mもあり手足が長くどこからでもまわしを狙えて

強引にひきつけても勝ててしまう。

これで相撲をどんどん覚えたら・・・どうなってしまうのだ?

と未来が有望すぎる力士です。


芝さんにとって身長差が25㎝もある北青鵬は

最も相性が悪いタイプの力士と言えるでしょう。


しかし先場所その北青鵬と対戦し

見事に寄り倒して北青鵬の唯一の黒星をつけました。


この相撲を見た人がいるでしょうか?



体格が不利なことを

技術と気合でカバーして土俵際まで攻め込むも

土俵際で北青鵬がまわしに手がかかったところで

芝さんの身体が浮き上がる。

ひきつけられて芝さんの身体は伸びきりもう力が入らない状態に。

でも諦めない!諦めてなるものか!!!と強引な寄り。

もう最後は技術もへったくれもない

顔を真っ赤にして全身全霊を込めて

気合で寄り倒したのです。


私は涙が出ました。

幕下の別に優勝がかかっているわけでもない初日の相撲を見て

泣きました。


彼らにとって

毎日が死ぬか生きるかをかけた

必死の相撲


巧みが売りの芝さんが

ほんとに最後は気持ち。

気持ちのみで寄り倒したのです。


人が必死に頑張る姿は心を打ちます。



今日もうすぐ

北青鵬 対 芝


です。


神様・・・・・

いや

皆様・・・・

巧みだけではない 人を惹きつける相撲を取る芝さんに

注目して下さい。






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