見出し画像

2019.12.31 2019年のアイドル楽曲大賞は?


欅坂46 (平手友梨奈)「角を曲がる」
https://www.youtube.com/watch?v=J3_IdDAr-dk
以上です。

所謂アイドルの楽曲ではないなという曲であるところの旧桜エビ〜ず(現ukka)とエビ中(私立恵比寿中学)が、インディーズ・地方アイドル部門、メジャー部門の楽曲大賞に選ばれてしまったので、もうおかしなことになってしまったなと思っておりますが、それならこの曲が86位だってことの方が問題だと思いました。

エビ中は「星の数え方」がメジャー部門1位、桜エビは「それは月曜の9時のように」がインディーズ・地方アイドル部門1位という、それは目覚ましい結果で、投票に参加していない私ですが嬉しい限りでした。
楽曲大賞に参加しなくなってもう何年も経ちますが、まあ普段聴いているグループの楽曲以外をほとんど聴いていないので、参加する資格もないなというのと、アイドル戦国時代から直後(エビ中史観的に捉えると、2011年夏にアイドル戦国時代は終わっております)くらいの時期にあった、オタクが作る空気みたいなものが今はないので、ここでの順位が影響力を失っているという感覚があるので参加意欲も上がらなくなったというのが、まあ言い訳としてはあります。

そんな中ですが、この数年は特に楽曲に主軸を置いた活動をしてきたエビ中と、インディーズアイドルとしての楽曲としては「本道」から逸れたところで2018年初夏から良曲を連発してきた桜エビが楽曲で1位をとったというところは本当に嬉しいですね。それでも、エビ中の「星の数え方」は違う曲があるんじゃないの?みたいなところがあったりしますが、上位20曲を見ると去年の傾向はそういう方向、いわゆるアイドル曲とは違うものが求められていたんだなと思います。

ただここで問題になるのは、この結果がメジャーアイドル曲で起こっている事象だということ、よりマスに向けられた楽曲からオタクが選んだ曲がアイドルのメインストリー厶から外れてしまっていること。
イマドキ、ゴリゴリのアイドルを一般の人が好きになるのかというと別の角度からの方がむしろとっつきやすいと思うんですが、アイドルのオタクはアイドルが好きであれ!と思ってしまいました。
この辺のねじれがブームの終わりを示唆していると思います。去年の結果は覚えていませんが。オタクの一般化が起こっているとすると、求心力が弱っていると言わざるを得ないのかなって。

ちなみに楽曲大賞の結果だけでいうと、メジャー部門の上位20曲の中にエビ中は4曲(星の数え方(1位)、Family Complex(4位)、曇天(5位)、青い青い星の名前(15位))、インディーズ・地方アイドル部門の上位20曲の中に旧桜エビは7曲(それは月曜日の9時のように(1位)、キラキラ(2位)、214(5位)、ねぇ、ローファー。(7位)、せつないや(8位)、さいしょのさいしょ(11位)、can't go back summer(12位))がランクインするという異常事態でした。

インディーズ地方アイドル部門は旧桜エビ〜ず(現ukka)の一人勝ちで、去年の「リンドバーグ」で勝ちきれなかった事への精算ができたのかなっていう感じですね。それにしても、インディーズ・地方アイドル楽曲部門、アルバム部門、推し箱部門(ukkaとして受賞したのかな)と三冠王はスゴいと思いました。それなのに2019年は青年館ですらできなかったわけですが。(日テレらんらんホールの約1000人動員が最高)

私の好きな2グループが結果を残したことに対しては、良かったなというところではあります。

ただ、今回の主題は「角を曲がる」が上位に入らなかったことです。それには想像できる理由が多く存在していますが、楽曲に対する評価をする場だということを考えれば1位とは言わないまでも、上位に来ないといけないなという気がしました。この辺の感覚の乖離が私の問題なのかもしれませんが。

確かに楽曲自体は2018年に公開された映画「響」(欅坂46 平手友梨奈主演)の主題歌として初出していて、さらには平手友梨奈のソロ、欅坂46の2019年9月の東京ドーム公演の最後に突然披露されて話題になって配信された配信限定曲であるという厳しい条件がありながらも、公式YouTubeで発売後でもフルでMVが見れる(坂道は発売後に公開されていたMVがshortになりがち)のに86位とか、オタク逆張りすぎるでしょ。
楽曲大賞に集まるような層は既にオタクの中でも先鋭的になりすぎていて、坂道に厳しいというのは分かります。とはいえ、アイドル大賞でも、アイドル売上大賞でもなく、アイドル楽曲大賞なんですから。

とはいえ、私には2019年に一番色んな意味で心に来た曲でした。(なら楽曲大賞に参加しろって話ですが)

2019年の楽曲といえば、対象期間外の発売となった私立恵比寿中学の「playlist」というアルバムの曲は、正直「星の数え方」を超えるものが多数収録されていますので、皆さん是非聴いて頂ければと思います。感想戦をしましょう。

サポートは私が何かをするキッカケに使用されます。