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フランツジョセフへ

26日、クライストチャーチからフランツジョセフへ移動しました。

まずは、5時間列車に乗って、グレイマウスを目指します。
キレイな山の絶景が見れると有名な列車で、値段もかなり高かったです。でも、ここでしか乗る機会が無いと感じ、景色も見たかったので、その列車をチョイス。

向かいの席は、イギリスから旅行中の、年配のご夫婦でした。
話しかけてくれ、ワーホリのここまでと、これからの流れを聞いてくれました。

若い頃に、かなりたくさん旅行に行ったと言っていたので、
「1番よかった国はどこですか?」と尋ねました。
「やっぱり日本かな!みんな優しくしてくれたし」
そう言われると、嬉しいものですね。
カフェから、驚くほど大勢の人が行き交うスクランブル交差点をしばらく眺めていた、と話してくれたのが印象的でした。

走り出してしばらくすると、素晴らしい山々が見えてきました。
緑が生い茂った山、茶色い草で覆われた山、岩っぽいゴツゴツした山など、様々な種類の山がありました。

また、湖や水色の川。
ファームが所々あり、牛、馬、羊、鹿などもたくさん見れました。

トイレを待っている時に、韓国人の男性が話しかけてくれました。
普段はアメリカのワシントンに住んでいて、団体ツアーで旅行中でした。彼は堂々としていて、自信が溢れ出ていて、カリスマ的な雰囲気を纏っていました。
「1人で旅行してるんだ、勇敢だね!」と言ってくれ、とても嬉しかったです。

カフェ車両に行く途中、日本人に見える女の子が1人で立っていました。
「日本人ですか?」思い切って日本語で尋ねてみると、ハテナマークの顔だったので、慌てて謝り、英語で「出身はどちらですか?」尋ね直しました。
彼女は香港出身で、2週間1人でニュージーランドを旅行中でした。笑顔がとても素敵な方でした。
「私も今1人でワーホリしてます。お互い楽しみましょうね!」
拳を掲げ合い、お別れしました。

素晴らしい景色の中を通り過ぎる列車の中で、一期一会の出会いと会話。
今、旅行をしてる!と改めて実感し、ワクワクしました。

グレイマウスに到着し、フランツジョセフまでバスに乗り換え移動。
ドライバーさんが優しい方で、何と私たち乗客それぞれの、モーテルやホテル前で降ろしてくれることに。ありがたい!

バスからは海、山、川、牧場が見えました。ずっと一本道で、これがカントリーロードかあ、とふと思いました。

途中、ホキティカというところで40分休憩タイムがありました。お土産屋さんを覗いたり、スーパーで遅めの昼ご飯を購入しました。
それから2時間ほど同じ道を進み、ついに私がお世話になるモーテルに到着しました。

生憎の雨の中、重たいキャリーを2個引きずってフロントへ向かっていると、音で気付いてくれたのか、スタッフさんが外に出てきてくれました。

「あなた、サン?こっち、ついてきて!」
キャリーを1つ持ってくれ、案内してくれました。

実際に住む場所は、離れのように独立した建物で、ベッドルームが2つ、リビング、キッチン、バスルームは共用です。
先ほど出迎えてくれた、フロント兼ハウスキーパーの方と一緒に住みます。
内観はログハウス風で、幼少期に憧れていたことがあったので、夢が叶ったようで嬉しかったです。

フォックスグレイシャーという、フランツジョセフから車で30分ほどのところにも、同じオーナーのモーテルがあり、そこからマネージャーが来てくれました。

そして私の歓迎会として、3人で夜ご飯を食べに連れて行ってくれ、奢ってもらいました!
本当に小さな村のため、レストランは4件くらいしかありません。そのうちの1つで、マネージャーお気に入りのお店。リゾットをいただき、とても美味しかったです。お互いのことを知り合えました。

マネージャーはフィリピン出身で、一緒に住むフロント兼ハウスキーパーの方はシンガポール出身でした。2人とも、ワークビザで滞在中です。

モーテルに戻り、フロント周りやラウンジを案内してもらい、シャワーを浴びてベッドに寝転ぶと、どっと眠気が押し寄せてきました。移動しているだけでも、かなり疲れが溜まっていたようです。

外はどしゃ降りで、部屋中に雨の音が心地よく響き、ぐっすり眠れました。

翌日、9時半から仕事スタート。マネージャーがまた来てくれ、部屋の掃除方法をレクチャーしてくれました。3時間働き、その日は終了。

天気が良かったので、氷河を見るためにトレッキングへ行きました。フランツジョセフは山にぐるりと囲まれた、氷河の観光地です。モーテルからだと往復4時間ほどで、きちんと整備された、歩きやすいトレッキングコースでした。

氷河は水色で、とても美しく感動でした!生まれて初めて氷河を見ました。

数十年前までは、手前の川の部分まで氷河だったようで、地球温暖化の驚異を実感しました。
今まで、ニュースで南極の氷が溶けている映像を見ても、自分事として捉える事が出来ませんでした。しかし、初めて生で氷河を見て、前はここまで氷河だったのに、今はあの部分だけになってしまったんだ、と思うと悲しくなりました。

リサイクルや、節電など、自分に出来る小さなことを、コツコツ地道にやっていくしかないな、と思いました。

マウンテンバイカーさん達にすれ違う時、皆さん片手を挙げて挨拶してくれました。今までニュージーランドにいても見たこと無かったので、この地域特有なのかな?
3人目のバイカーさんとすれ違う時は、ようやく私も慣れて、片手を挙げて挨拶できました!何だか嬉しかったです。

また新しい土地での生活が、スタートとなりました。
元々田舎の出身で、人混みも苦手なため、千葉や東京での都会ライフは性に合いませんでした。オークランドやウェリントンも、私にとっては都会すぎるかなあ、と思っていたので、今回小さな村に来れて嬉しく思います。
田舎生活も楽しみながら、新しい出会いや経験からたくさん学びながら、のんびりと、でも成長していきたいと思います!

雨の日が多い地域なので、自分と向き合ったり、輪郭が見えてきた、将来やりたいことについてじっくり考える時間も、大切にしていきます!



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