あるごはん屋さんのお話
実家の次に、よくごはんを食べているお店がある。
お母さんが作ってくれるような、バランスの取れた定食が食べられるお店。お母さんがお客さんに食べて欲しいものを出すので、決まったメニューはない。
夜に営業しているお店なんだけど、火曜日と木曜日と土曜日にランチ営業している。会社に行く火曜日と木曜日は必ずそこでランチを食べている。今の会社で働き初めて6年くらいになるけれど、ずっと通っている。
ずっと通っていたのだけど、同じように同僚の加藤さんがずっと通っている事に気付いたのは1年くらい前の事だった。
そんな事が起きるのは、うちの会社のお昼休みの仕組みが変わっているから。
12時を過ぎたら、仕事の都合に合わせて各自のタイミングでお昼休みを取る。12時から13時の人もいれば、14時半から15時半に取る人もいる。
たまたま私と加藤さんはずっと違う時間帯にお昼を取っていたから、5年くらいすれ違っていたのだ。
加藤さんが通っていると知った今も、時間帯を合わせないようにしている。もともと昼休みに一人になりたくて外食してるから、加藤さんもそうなのかなと思って。
ずっとお店に通っているから、お店の人とも仲良くなって、旅行したらお店にもお土産を買って帰る。
他の常連さんもそうしていて、ランチの後にいただけることがある。
加藤さんがお店に置いていったお土産をいただいたり、私のお土産を加藤さんが食べたり。
お土産を買うのは好きなんだけど、会社に買って行くと、数がたくさん必要だったり、配るのが面倒くさくてちょっと避けていたりする。
でもお店に持っていくと、常連である加藤さんにはお土産が届くのだ。
加藤さんとは繋がっていないようで繋がっている。
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西大路とは、京都駅の一駅となりの場所です。この街の事をコツコツ綴っています。
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