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初めてウォーハンマーのミニチュアを作った話

  スナガガの趣味の一つにプラモデルを作ると言うものがある。その中でも特殊なプラモデルがウォーハンマーのミニチュアプラモデルだ。ウォーハンマーとはプラモデルをひとつの駒と見立てて、テーブルの上でストラテジーゲームを楽しむシリーズだ。
  そんなゲーム要素を備えたプラモデルなのだが、ひとつ大きな特徴やがある。それはミニチュアが非常に小さいと言うことだ。将棋で言うところの歩兵にあたる駒は、500円玉ぐらいのサイズだ。それでいて細かな塗り分けや、装備など精巧に作られたキットなので、ガンプラのプラモデルとは違った難しさがある。そんなウォーハンマーのミニチュアをスナガガが初めてつくった時の悪戦苦闘のお話である。

こんな感じの大きさ

出会いは本屋さんで

  初めてウォーハンマーのミニチュアを手に取ったのは、ホビージャパンEXTRAでウォーハンマー特集がされていた時だった。なんといつもと同じお値段で、オトクなミニチュア一体付きのSPECIALセットだ。これは買うしかないと衝動的に買ってしまったのを覚えている。
   そしてホビージャパンEXTRAには、各シリーズの世界観やストーリー、遊び方やプレイレポートが載っており、読めばみんな付録のミニチュアを作りたいと言う衝動に駆られたであろう。もちろんスナガガもそんな衝動に駆られた一人であったのだが、ここで最大のミスを犯してしまう。それはホビージャパンで紹介されている作り方や塗装の仕方をガン無視したことだ

そして制作へ…

   誌内ではウォーハンマーのミニチュアを製造している会社が作っている「シタデルカラー」という塗料を使うことをおすすめしていた。しかし当時シタデルカラーの取扱店舗も少く、身近で手に入れることができなかったため、家電量販店で売っていた溶剤系の塗料を筆塗りで使うことにしたのだ。
   さっそく製作に取り掛かるスナガガ。ガンプラで鍛えたヤスリがけと接着でここまでは順調だ。そして塗装もはじめの方は順調だった。基調となる金色をひたすら塗っていく。このときはまだ完成にワクワクと思いを馳せていた。
   問題は細かい色の塗り分けだった。筆塗りの心得のないスナガガにはみ出さないというのは不可能だった。溶剤系塗料のほうが細かな塗り分けが難しく、軽めに筆を走らせるだけでは、色を乗せることができず、目の周りははみ出し放題。武器や防具の細かい装飾などもはみ出してしまい、逸走そういうものとして一色で塗ってやろうかと思う始末だ。
  ちまちまとはみ出した部分を修正するのだが、溶剤系塗料だと乾くまでに時間がかかり、修正だけでも数日かかってしまった。そして最終的には金色と赤色で大まかに塗り分けたミニチュアが誕生したのだ…。

腕が上がれば溶剤系も粋

  そんな溶剤系塗料への恨みつらみのような記事になってしまったが、腕がある方たちは溶剤系塗料で塗られている方もいる。溶剤系塗料特有の新車のようなメタリック感が非常に良い表現となり、ミニチュアをかっこよく見せる。ただ初めて作るのにはあまりおすすめしないので、素直に水性塗料を使って塗りましょう。「人の話は素直に聞く。」そんな当たり前の教訓となったプラモデルのお話でした。



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