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世界の食業界の今を感じる!Dubai開催Gulfood2024初参加体験レポート

こんにちは。
今回もお読みいただき誠にありがとうございます。

やってきましたDubai World Trade Centerで行われる Gulfood!!
出展者数5,223社(125カ国)、来場者数134,460人という超マンモスな【食の商談展示会】でした。

Gulfoodの日本ブース付近

ドバイ在住者がその期間はWorld Trade Center方面に行きたくないという大混雑ぶり

至る所がこんな感じでした(汗)

約5,500社、しかも全部フードジャンルが出展しているマンモス展示会です。
一番小さなブースでも2-3人で運営しただけでも最低、出展者だけでも 5,500社x3人=16,500人..(すごい)

来場者数13万人以上が一気に会場に集合するわけですから、交通機関の混乱ぶりも想像していただけるでしょうか。
朝と夕方の良い時間には、Uberやタクシーを確保できないのは当然のこととして、World Trade Center駅を利用できるMetroですら、大雪の日の新宿駅のように駅の外まで長蛇の列ができていました。
4分間隔で運行されていても初日は、駅の外からホームに上がるまで30分くらいは、かかった記憶があります(滝汗)
期間中、WAOJEドバイのメンバーと食事をしたところ、Gulfood期間中は、ドバイの住人は会場付近に近寄らないのだとか.. 
あの混雑を体験すると、それも大きく納得。。

全部見るだけでもかなりの時間が必要。健脚者でもまわると大疲労・広大な7つの展示会場

会場のDubai World Trade Centerの広いこと!185,806 sq.mは東京ビックサイトの総面積よりも更に広く、そしてブース費用が決して安くないこのイベントだけに、各国とも気合を入れたブースの造り込みがまたすごい。
Dubai在住の方に伺ったところ、
【Gulfoodでの出展面積やブースのクオリティ = その国の豊かさ】
のように見られることがあるらしいのです。
日本は食糧自給率からもわかるように食の生産では規模が小さいながら、日本食がインバウンドの方に支持されていると思っているなら「もうちょっと海外でのPRをがんばりたい!」という思いです。
出展での接客の合間に、毎日約3時間それぞれのパビリオンを見て回るだけで4日間、かかりました。万歩計によると平均18,000歩/日💦

中身が良いのは当たり前、パッケージでも魅せる
インドはとにかくすごい面積だった。。

広いパビリオンをヘロヘロになって見学を終え、外に出たら大きな道路を渡った先にまだパビリオンがあるのを発見。
私の中では、この道路が「ドーバー海峡」に見えました。。。

とにかく広いので、歩きなれた服装、靴でご参加ください。

ハラールやオーガニックという訴求

Gulfoodはブース代が他の食の展示会よりも高額なため、材料や製法にこだわりがあるなど商品力は当然ある会社が多く出展されているという印象です。
だから勝手に、ハラール、オーガニック、ビーガン、グルテンフリー、GMOフリーというようなわかりやすい訴求もチラホラとあるかなと事前に予想していたのですが、

結果、わかりやすい看板やPOPを目にすることはありませんでした。

万国共通で美味しい」がまずありきで、そのほかのスペック的な情報は商談の中で確認すれば良いだけで、High Qualityで一定の基準をクリアしていることが前提というのが世界標準なんだなぁということもしっかりと学ばせていただきました。ラクダのミルクという人生初体験の出会いもありました!

ラクダのミルク

想像を超えるキラーコンテンツ「抹茶」

私は抹茶を輸出する友人のブースをベースに活動していましたが、その商談希望の本気客の数がすごかった!

これまた勝手な偏見ですが、食のイベントっていうのは、ある一定の数、試食目当ての方がいらっしゃるというイメージだったのですが、今回抹茶に関しては全く違っていまして、2-3人で対応していても、全員ずっと質問対応が必要な本気客がいらっしゃるのです。

しかも試飲前から、

「この抹茶は飲むだけ?食品に加工できる?」
「すでにドバイにディストリビューターはいる?」
「どのくらいの品質のランクがある?」
「バルクはどれくらいのロット?」
「価格表は?」
「加工のレシピごと仕入れることはできる?」

などなど、普段なら提供側から話を進めるポイントについて、購入サイドから熱心に質問いただき、おかげさまで答えるために、色々と抹茶についてその場で勉強させていただきました(笑)

某大手コーヒーチェーンの抹茶ラテが「抹茶」の認知を広げているのは間違いなさそうで、いらっしゃる方はみなさん、抹茶で色々なスイーツを作ったり、カフェなどで抹茶ラテの提供をしたいと将来の展開を熱く語っておられました。

すごいぞ、抹茶。

でもこうしたキラーコンテンツは抹茶だけではないはずですよね。
個人的な考えですが、日本の食品、原料メーカーさんが海外展開にもっと力を注げば、いろんな景色が見えるのではないかなとワクワクしました。

みそポタについての反応&商談会に必ず準備しておくもの

みそポタ海外展示会デビュー

さて本業であるみそポタのお話です。
今回、既存商品であるストレートタイプに加え、送料圧縮のため、海外輸出用に濃縮タイプも新開発して持ち込み、抹茶にご興味がある方に「スープもいかがでしょうか」とサンプルをお渡ししたり、試食していただいたところ、想像していたよりも良い反応をいただくことが出来、帰国した今、WhatAppというSNSでフォローしつつ、オンラインmtgで商談を継続中です。

嬉しい!!!!!
ドバイまで行った甲斐があります。頑張ります。

今回、商談させていただいたお客様の連絡先はメールよりも圧倒的にWhatsAppでした。WhatsAppのMyQRコードを名刺に印刷して持ち込んでいたので、連絡先交換がスムーズだったのもよかったようです

海外の展示会に行かれる際には、WhatsAppでのアカウント取得&QRコードをすぐに相手に読んでいただけるような工夫、ぜひなさってくださいね 。

出展前に準備しておきたいもの(備忘録)

以下は出展時に必要なものかなと思っておりまして、来年に向けて忘れぬように書いておきます

[1]WhatsAppアプリの自分のQRが入った名刺(とにかくたくさん配るので、自分で印刷した簡易のもので良いと思いました)
[2][1]がなくなった時用の、POPにQR印刷したもの(テーブルに置いておく)
[3]価格表(MOQ<最低ロット>入りと可能ならバルク)*日本の倉庫渡しの価格でOKです。まずはUSドル建てか、円建てで。
[4]商品企画書(原料や製造、産地情報など英語で)
[5]商品パンフレット(一般ユーザーに訴求するときの訴求ポイントが入ったもの)
[6]試食用サンプル
[7]お持ち帰り用サンプル
[8]紙袋(喜ばれる)
[9]テーブルに和を感じさせる小物たち
[10]紙コップ、スプーンなど試食に必要なもの
[11]お手拭き、アルコールスプレー
[12]ゴミ袋
[13]食器用洗剤とスポンジ、ペーパータオル
[14]お湯など沸かす必要があるときは、100V-240Vの変圧対応の湯沸器
*100Vはすぐに壊れます

そして、当日商談者とやっておいた方が良いのは、一緒に写真を撮っておくこと
ゲストの胸の名札も写して読めるようにおくと、「あぁ、この人だったな」と名前と顔が一致して、後のフォロー時コミュニケーションがスムーズです!

今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
次回はGulfood最終回として、ドバイで体験した美味しい食事をご紹介します





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