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卓球のクラブチームを創って3年経って思うこと


大学4年の春、別の大学卓球部の同期が偶然同じ会社に就職することがわかり、どこで卓球するのか聞いてみると「チームを創る」と言っていたので入ることにした。そう、チームを創って、などというタイトルにしたが僕は創ってない。創立以来3年近く所属しているだけ。チーム名決めたりTwitterアカウント作ったりして、運営してる気分になっている勘違い野郎です。

初年度は6人のチームだった、、、みたいな出だしで実績でも紹介しようと思ったが、これといって実績はないので省略。あるとすれば他のチームが辞退しまくって権利が回ってきた全国大会出場と、初年度からのチームメンバーが別の県に就職してシングルスで全国大会に出場したことだろうか。他力本願が癖になってしまいそうだ。

一つ特徴があるとすれば、正統派のプレースタイルではなく、個性的な?、一風変わった?、トリッキーな?、あぁもうオブラートに包むのめんどくせぇな。
キモいプレーをする人が多い。正統派に敵わなくて試行錯誤こねくりまわして傾いた、ろくろの上の粘土です。(決して勘違いしてほしくないので強調しておくが、人間性とプレースタイルは切り離して考えてほしい。プレースタイルが変だからといって性格や性癖までアブノーマルな訳ではない。せっかちな人が守備型だったり、繊細な人が豪快なプレースタイルだったりすることがよくある。)

そんな強くなくてキモい(プレーが多い)チームではあるが、いやそれ故に、僕にとってはとっても居心地がいい。

これまでを振り返ると、中学で卓球を始めてから社会人1年目くらいまでずっと僕は団体戦で勝つことしか考えてなかったし、チームも団体戦の結果を目標に掲げていた。(浪人の1年間は除く。なぜなら駿台予備校に卓球部は無いからである。)
けど、チーム全員に団体戦の勝利を願えというのはちょっと違うな、と思うようになった。
なんかもっと、初心者の子がフォア打ち10回出来るようになるのをチーム全体で本気でサポートできるようなチームは作れなかっただろうか、と思った。うまく説明できないが、その方がレギュラーにとっても、少なくとも僕にとっては善いなと思った。なんの権力もない大学時代はともかくとして、副キャプテンだった中学時代やキャプテンだった高校時代にはもっとやりようはあったはずだ。(あ、でも高校時代はエースでキャプテンなのに後輩におもちゃだと思われていじられすぎて部活ボイコットしてたくらい立場低かったから無理だわ、てへぺろ)

クソだるい回想を終えて今のチームの話だが、初心者レベルの僕のサーブを改善しようと、大事な時間を割いてみんなが教えてくれる。もし直近の試合に勝つためだけならそんな苦手なことは放っておいて別の練習をするべきなのだが、諦めとけとも言わず教えてくれる。(おいおい、てめぇは享受してるだけなのか、という声が僕から僕に浴びせられています。すみません。その通りです。)

このチームは卓球に浸かれる場所である。このプールでは必ずしも競泳をしなくていい。顔に水をつける練習でもいいし、個人メドレーをやってみてもいい(あ、思いついた!個人メドレーの最初が得意とかけまして卓球選手のラバーととく。その心は、どちらもバタフライに頼っています。ねづっちです!いぇーい!)。浮かぶだけでもいい。そうして心地よくなったらまた速さを競ってみてもいい。卓球を浴びたり潜ったりしながら、意味とか利益とか勝敗から離れたり近づいたりしながらただよっていれば、いいこと起きんじゃね?今後!



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