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3/23 真岡芳賀ロードレース

■JBCF 2024 真岡芳賀ロードレース
会場:真岡井頭公園周辺での周回コース
開催日:3月23日(土)
コース: 7.2km×14周=100.8km
出走者:吉岡直哉、宇賀隆貴、白尾雄大、小泉響貴
 

さいたま佐渡サンブレイブにとってのJプロツアー初戦、「真岡芳賀ロードレース」は、栃木県2連戦の初日。コースは、多少のアップダウンがあるものの厳しい上りはなく、仕掛けどころが難しいレイアウトだ。
 
出走人数は147人。他チームの多くが8人でエントリーする中、サンブレイブは4人で出走。コースからは、大逃げや小集団スプリントの展開が予想されたが、いずれの展開になっても後手を踏むことは許されない。
 

スタート前のチームプレゼンテーション


スタート前の天気は小雨。冬を思わせるような気候で、多くの選手がレインウェアを着用しスタートラインに立った。
 

レースは、スタート後、逃げを試みる選手によるアタック合戦が繰り返されたものの決定的なものとはならず、ペースだけが上がり集団は縦長になっていた。
 


3周目完了前には、集団で落車が発生。サンブレイブ勢は巻き込まれなかったものの集団は割れ、小泉はドロップ。最終的にリタイアとなった。しかし、小泉は爆発的な力を持つスプリンター。明日の宇都宮清原クリテリウムに備えるという意味では、ベターな選択ともいえるだろう。
 

小泉響貴


その後、レースに決定的な動きがでたのは6周目だった。チームのエースともいえるシマノレーシングチームの入部正太朗選手と愛三工業レーシングチームの岡本隼選手が逃げを形成。ようやくレースが落ち着く。一方、サンブレイブの吉岡、宇賀、白尾はメイン集団で冷静に展開していた。
 

吉岡直哉


周回を重ねても入部選手、岡本選手のペースは快調で、メイン集団とのタイム差1分ほどで走行。同時に、メイン集団では、地元チームである宇都宮ブリッツェンが積極的にペースアップ。逃げ2人とのタイム差を徐々に詰めていく。
 
13周目、逃げとメイン集団のタイム差が20秒を切る。ペースアップによりメイン集団の人数は約60人となっていたが、吉岡、宇賀、白尾の3人はしっかり残っていた。
 

白尾雄大
宇賀隆貴


13周完了手前でメイン集団が逃げを吸収。クライマックスに向け、サバイバルな展開となり、14周目となるラスト1周では、各チームの有力選手がアタックを繰り返す。
 
残り4km、トリビオ ホセ ビセンテ(マトリックスパワータグ)選手、石原悠希(シマノレーシングチーム)選手、渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)選手、SAUL Evar(レバンテフジ静岡)選手が抜け出しに成功。残された集団はこの4人を吸収しようとしたが、4人の協調したペースアップが上回り、そのまま最終盤へ。
 

フィニッシュ手前、ホセ選手と石原選手が抜け出し、マッチスプリントに。最終的にはホセ選手がこの勝負を制し優勝を飾った。サンブレイブのトップは吉岡で12位。宇賀は51位、白尾は58位だった。優勝、表彰台はならなかったものの、メイン集団でしっかりフィニッシュした。なお、完走者は95人だった。

宇賀(左)、吉岡(右)
優勝のホセ選手と2位の石原選手


 
明日の宇都宮清原クリテリウムは、スプリントステージ。サンブレイブは数的不利ではあるものの、チーム全員で上手く立ち回り勝利を手にしたい。
 

吉岡直哉コメント
「ロードレースは今シーズンほぼ初戦。第2の地元と思っている栃木で優勝を狙っていたが、悔しい結果になった。レースは、雨でもっと荒れた展開になると思った。そうなれば僕自身にもチャンスが来ると思ったが、逆に晴れてきて、個人的にはもっと荒れてほしかった。ただ、それも含めてロードレース。今後、チャンスを作ってきたい。明日はクリテリウムで、クリテリウムが得意な(小泉)響貴もいる。切り替えていきたい」

 
■リザルト
1位 トリビオ ホセ ビセンテ(マトリックスパワータグ)2:20:45
2位 石原悠希(シマノレーシングチーム)+0:00
3位 渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)+0:02
12位 吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ)+0:09
51位 宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+3:42
58位 白尾雄大(さいたま佐渡サンブレイブ)+5:57
DNF 小泉響貴(さいたま佐渡サンブレイブ)
 
※全リザルトは下記のURLからご確認ください。
https://jbcfroad.jp/result/result265







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