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真夏の停電と、夏の音の風景

今週の月曜日、午後13時〜16時までの間、停電でした。
この猛暑なのに、停電って…。

電力会社から事前に通知が届いていたのですが、午前中から正午まで仕事だったので、その時間からどこかに出かけるなんて危険。

もう、4時間ウチで過ごすしかない。

「気温30℃を超える1番暑い時間帯に電気が使えないなんて、どうゆうことなの?」
と心の中で電力会社に抗議していました。


13時。

我が家の家電製品から音が消えました。

人の気配も消えました。

多分、ご近所さん方は皆さんどこか涼しい所に行った様子です。

「普通なら避難しなきゃって思うよなぁ。」
と、思いつつも逃げる気を無くした私は、自宅の窓全開にして、障子と遮光カーテンで午後の陽射しを遮って、ひんやりシーツの上に猫たちと寝そべっていました。

この日は暑いけど風が吹いていて、家中の窓を開けていたので風通しが良かったことが幸いでした。(南からの熱風だったけど)

暑い…

……でも、アラ?
ウチの中の家電の音も聞こえないけど、お隣から聞こえるエアコンの室外機の音もしないことに、フト、気がつきました。


    静かだなぁー…



そのまま寝っころんでいると

「チリ、リンリンチリリ、リン」 遠くの方から風鈴が鳴る音
「ルリリリリー」 「テュリチュリチュリ〜」と虫の鳴き声
「ガタガタゴト」 風が窓や障子を通り抜けていくときの音

停電のおかげで、夏の音の風景に出会え、いつもそばにある自然界の音楽が聞こえてきました。


「虫の声や、風の音にも奏でる音楽があるなぁ。」
なんて思いながら、目を閉じて耳に任せて、風が運んでくる音を聞いていました。

人工的な音が聞こえてこないことが、耳が楽で、何だか気持ちもホッとします。

16時には停電も終わり、とんでもなく暑かったけど、何とか凌げて良かったです。
でも、そのあと少し熱中症っぽくて、今週調子出ませんでした。
「やっぱりエアコン使えないと危険な暑さだったな」と思いました。

みなさんもお気をつけて。

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