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満月の日にギーを作ってみる

ギーという食べ物をご存知ですか?
アーユルヴェーダという伝統治療法に使うお薬にもなる食べ物です。

ギーは月が満ちている時に作るのが良いらしくて、2月24日の満月を待って作ってみました。

ギーは無塩バターを溶かして沸騰させてから、濾過したものですが、消化機能を高めてくれたり身体の調子をいろいろ整えてくれる食べ物らしいです。

作り方はシンプルだから人生初のギー作りにトライしてみました。

本当はグラスフェッドバターがいいそうですが、近くにあるスーパーでは手に入らなかったので雪印の無塩バターを買ってきました。
ステンレス製の鍋を使うと指示してあるので、ステンレスの片手鍋にバターを入れて加熱していきます。溶かしバターをさらに加熱すると弾ける音がしてきて、透明なところと、白いところが分離してきます。弾ける音がしてきたら火から下ろして、少し時間をおいて漉して出来上がりです。

作る時に、バターが弾ける音を聞いて、バターが語りかけることに耳を傾けて、感謝の気持ちや祝福の言葉を返してあげると良いと、作り方に書いてありました。

こういう祈りながら料理する行為は嫌いじゃないし、むしろ好きだから、積極的にバターの弾ける音を聴きつつ、なんと言えばギーに対して祝福になるか分からなかったけど、とりあえず「ありがとう」「感謝します」と心の中で返してました。

満月に作るのも意味があるそうです。
こういうのはおまじないや迷信と取ることもできるけど、月のエネルギーが健康に影響するって考えは東洋医学の陰陽論にも通じるから私には受け入れやすいです。

月のと太陽の影響によって動植物が育ち、食べ物として恵みを与えられること。
宇宙や地球と繋がってる感覚も素敵だと思います。
食べ物に対する感謝や、調理しながら食べ物が自分の体にとって善きエネルギーになってくれるように願う気持ちも、素直に受け止められます。

バターを加熱して濾過した物で、栄養素としては脂質という物質だけの物と言えばそれまでだけど、そこに祈りや感謝が込められることで、人間にとって自然から与えられたエネルギーに溢れた食べ物に変えられるところが私は好きです。

初めて作ったギーは、ハチミツ色をしていて、バターの香りのする、とっても純度の高い美味しいオイルになりました。
バターが進化して、別のもっと特別な食べ物に変化したみたい。体に良い力を宿した食べものって感じがします。

パンに塗って食べる他に、他のお料理にもお菓子作りにも使えそう。
これで早速、フィナンシェ焼いてみようと思います✨

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