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おおらかな気持ちで (9月のピアノレッスン)

今月のピアノレッスン日記

「機械のように正確に弾くよりも、気持ちが戸惑ったり揺らいだりしながら弾いて良いんですよ」

とここぴ先生に言われて「楽譜をきっちり弾かなくては」の思いで弾いてたことに気がつき、

「そっか、曲やピアノの響きを楽しんで弾いて良かったんだ」って思い出して、ホッと緊張が抜けました。


期限や目標を設けて、いつまでに仕上げなきゃいけないって気持ちでピアノを弾いているのではないから、好奇心や心にひらめいた事を大事に、心地よい余白を忘れないようにいたいな。

「ここがちょっと弾きづらい」「ここで指がもたついちゃう」
という疑問というか、言葉にしにくいことを


『分からないままでも良いし、わかっても良い。』

と、ここぴ先生がそばで一緒に言葉を見つけてくれるのが嬉しい。

「分かっていない」から、「分からないことを分かりたいと思う」から知りたくなって言葉にしたくて考えてしまう。


「頑張っていると、上達してきっとうまくいく。」
って思っちゃうけど、多分これは逆。

穏やかな心でゆったりとまっていると、見つけたいことが言葉になって浮かんでくる。

私の感じた言葉を一所懸命に伝えると、ここぴ先生がキャッチして掬い上げてくれて、
「ここは分かりました」「ここはもう少し教えてください」
と返してくれるので、また別の言葉で「分からないこと」や「感じているモヤモヤ」を言い表す言葉考えて、繰り返す。


ピアノを弾く時も右手と左手のやり取りが合わさって曲になるように

「私の感じたことはこうです」
「あなたの感じたことはこうですか?」

「分からないこと」をめぐってやり取りが繰り返される時、落とし所を見つける作業が、ひとつの短い曲を作って行くみたい。


「分からないこと、上手にできないことがあっても良いし、間違いもないし、
揺らいでいても言葉に表していくことが大切なんだな」と、思う。


イメージが完成することはないけど、イメージを表す工夫が面白い。

分からなことを愉しむ

こういうピアノレッスンって好き。

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