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やなぎだけいこの店#22「いざという時の為に。カレー食べ比べ大会。」

★「やなぎだ けいこの店」では、日々、我が家で選び楽しんでいる絵本や店主が読んだ本・最近おもしろいと思ったもの・こと・美味しいもの・やなぎだけいこレシピ、暮らしの中の発見・・・などなど、をマガジンにまとめ、紹介していけたらと思っています。★

今日は、レトルトカレーのご紹介です。

日常生活の中で、レトルト食品を使う機会は、殆どないのですが、近頃は、様々なレトルト食品が、開発されているようで大変興味深いです。

備えとしてのレトルト食品

非常時の備えとしても、〈アレルゲン食品を使わない〉とか、〈化学調味料・香料・合成着色料を入れずに作りました〉というものも増えていて、アレルギー体質の傾向がある夫や子どもたちが居る我が家としては、大変ありがたいと思っています。

我が家では夫や子どもたちのアレルギーが重度ではないので、非常時となれば、手に入るものを食べ、凌ぐことができると思いますが、そうではない方もいると思います。そんな時にも、私達が持っているものがお役に立つこともあるかもしれない。そんな思いもあり、気になる品物を見つけると、買って試してみる。そして、非常時の備えとして今後の購入を家族で検討しています。

カレー食べ比べ大会開催!

先日、子どもたちとの強化合宿のような旅に出たのですが、自炊施設での宿泊ということもあり、「緊急事態が起きた時のために」「持っていった食材が足りなかった場合」を考え、無印良品でレトルトカレーをいくつか購入してみました。

それに合わせ、非常時の備えとして、以前購入していた〈ほぼ日のカレーの恩返しカレー〉も持参しました。

こちらも、非常用にと買ってあったのですが、なかなか食べる機会が無く、そろそろ消費期限を迎えるので、入れ替えをしようと思っていました。

結局、強化合宿では、通常通りに自炊をし、レトルトカレーの出番はなかったので、ちょっと帰宅が遅くなる予定の日の夕飯に、「カレー食べ比べ大会」を実施することになりました。

食べ比べしたのは、こちらの5種類。(ちなみに、無印良品のカレーは、辛くない~激辛まで6段階あります。)

①ほぼ日のカレーの恩返しカレー
②りんごと野菜の辛くないカレー・辛さ無し(無印良品)
③大豆ミートのスパイシーキーマカレー・辛さ4(無印良品)
④糖質オフ・チキンとトマトのカレー・辛さ3(無印良品)
⑤ダールカレー・辛さ2(無印良品)

ほぼ日のカレーの恩返しカレーは、フライパンでの温めが推奨されていたので、そのようにしてみました。我が家には電子レンジがないので、あとの物は湯煎で温めます。

末娘は、辛いものが食べられないので、②りんごと野菜のカレー、一択。

二男は、少しなら辛いものも食べられるので、①ほぼ日カレー②りんごと野菜のカレー⑤ダールカレーを。
辛さレベル2のダールカレーも辛い!辛い〜!と騒いでいましたが、味は美味しいと。ほぼ日カレーは、普段からカレーの恩返しスパイスをカレーにふりかけていたので、馴染みがあったようです。②りんごと野菜のカレーは、「甘い。」とのコメント。

私も、②を食べたところ、「甘い」の一言で、りんごと野菜が甘いので、砂糖は入れなくてもいいかな、と個人的は思いますが、保存の観点などからも使われることも多いのだと思います。

夫、長男、私は5種類のカレーを順番に食べ、それぞれどのカレーが一番美味しいと思ったかを投票することにしました。


結果発表!


1位・ほぼ日のカレーの恩返しカレー

ダントツの1位。スパイスの加減や、砂糖に頼らず、玉ねぎで充分な甘味が引き出されている。後付のスパイスで自分で辛さを調整できるのも嬉しいところです。

2位・ダールカレー

菜食傾向の我が家では、カレー屋さんに行った時にも、ダールカレー(豆カレー)は定番。

辛さもほどほどで、お豆の味わいがしっかりしていたのが良いね!とのことで、2位。(こちらも、お豆が甘いので、お砂糖はいらないのでは、と私の個人的意見。)ひよこ豆は、じゃが芋の代わりにも、お肉の代わりにもなり、優秀な食材です。

3位・大豆ミートのスパイシーキーマカレー

辛さレベル4で辛すぎて、大豆ミートの味わいが、やや損なわれている気がして残念。ということで、3位。

〈大豆ミートとれんこん、数種類の野菜、豆乳などを煮込んだベジタリアンカレー。8種類のスパイスを使い、深みのある味に仕上げました。〉という説明で、砂糖も不使用なので、なかなかいい感じだと思いました。お肉が苦手、辛いものがお好きならオススメです。

4位・糖質オフ チキンとトマトのカレー

糖質オフということで、砂糖は不使用で、ココナツミルクと生クリームが入っていました。個人的には、チキンがやや生臭く感じられましたが、お肉が得意でないからかとも思います。ココナツミルクが入るなら、生クリームがなくてもいいかなぁ、と、つい引き算してしまうのは、私の料理をする上での癖です。

5位・国産りんごと野菜のカレー

子どもたちには、〈辛くないカレー〉の存在は、ありがたいです。

自家製で作る場合には、カレーには、炒ったクミンとコリアンダーのみを入れます。小さい人に合わせて、辛味スパイスは、後から個人個人で、好きな様にかけるようにしています。最初にも書いたのですが、林檎と野菜が甘いので、砂糖は入れなくても問題ないように感じました。

わいわいガヤガヤ、美味しくいただきながら、「自分で作るなら、何を引いて何を足すかな?」「こうしたら、もっと美味しくなるかな?」と話しながら、レトルトカレーの食べ比べ大会は終了しました。

レトルト食品を取り入れること。

いつ、何が起きるかを心配しすぎることなく、でも、何かあったときにも、ちょっと美味しいものがあれば、身体も心も、ほんわかあたたまる。ちょっと余裕が出来るのではないだろうか。

そんなことから、日々の中で、保存食になるもの、非常食になりそうなものにも目を向けています。

レトルト食品も時代と共に進化し、多様化していて、様々な選択肢があることは、嬉しいことだと思います。

非常時だけでなく、どうしてもご飯が作れない、そんな時の助けにもなり得るのでは?と今回、食べ比べをしながら感じました。

手間暇かけた食事は、美味しい。

でも、何かの事情で、作れない時もある。

身体が辛いけど、家族にちょっとでも美味しいものを食べてもらいたい。

そんな時にも、美味しく、安全安心なレトルト食品があれば、身体も心も遠慮なく休むことができる手助けになる事があるかもしれない。

少し休んだら、

「また、明日からは、キッチンに立ち、美味しい物を作ろう。」

そう思えるかもしれない。

そんな風に思い、今回は、レトルトカレーを取り上げてみました。

手作りは美味しい。

私も、日々、そう感じています。

でも、だからといって、頑なに、〈レトルトやインスタントな食品を使わない〉ではなく、〈今、存在するものを、自分の生活や身体に合わせ、最大限活用する術もあったらいい〉と思っています。

我が家の非常食のセレクトが、皆さんの参考になれば、嬉しいです。

みなさんの暮らしの色が増えますように。 店主・やなぎだ けいこ

(※ヘッダーの画像は〈ほぼ日〉さんからお借りしました。)


学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!