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漫画みたいな毎日。「未来予想図は、描かない。」

SNSで過去の記事が流れてきた。

8年前の子どもたちとの暮らしの様子である。懐かしいなぁ・・・と思って読み始めたが、最後は、「今と同じじゃないか!」と気付いて吹き出してしまった。


我が家の虫王子!今日は幼稚園で、沢に行き、「オニヤンマを捕まえるまで、沢から帰らない!」と。沢で、オニヤンマの動きを観ながら、飛ぶルートを確認しながら、 何度も捕まえそびれ、待つこと、2時間弱。やった~!捕まってくれた~オニヤンマ~ありがとう!

毎日、何時間も、お弁当も食べず、虫取りに精を出す。

虫カゴには、カワトンボ、イトトンボ、バッタ、オオムラサキ、コムラサキ、キリギリス、モンシロチョウ・・・・沢山の虫が入っています。
しかし、帰るときには、「ありがと~!」と解き放ちます。

持って帰りたい、と言って家まで持ち帰り、ベランダから解き放っていた事もあったけれど、彼の中でどのように感じているのか、正確なことはわからないのですが、最近は、帰る時には、あっさりと解き放っていて、今日のように、やっと捕まえたオニヤンマでさえ、あっさり解き放つので、私の方が、驚いてしまうほど。

彼が逃がしたキリギリスを、小学生の男の子が、持って帰ると捕まえると、「持って帰っても、食べるものがないと、弱って死んじゃうんだよ~」と言って、ずっと付いて歩いて、ブツブツ言い続けていました。
小学生の男の子は、彼の熱意(しつこさ?)に負け、渋々草原に逃がしてくれていたようです。

それにしても、オニヤンマもオオムラサキも美しい。
自然の美しさって、本当にすごい。
アンパンマン弁当は、長男・作。オニヤンマを捕まえて、2時半過ぎにやっと昼食!

今と殆ど変わらない長男の様子が書かれていたSNSの過去記事より。

・・・か、変わっていない。

そして、年中組である4、5歳の時から、小学生に「虫をリリースして」としつこくつきまとっていたとは・・・。そういえば、その様子をどうなることかと、ちょっとハラハラしながら見ていた時のことを思い出した。

そして、長時間の虫捕りに付き合う二男よ・・・。
あなたのその「待つ力」にどれだけ助けられてきたことか。

釣り堀での釣りに7時間×2日間付き合ってくれたこともあった。当時の二男は2歳だった。驚異的な「待つ才能」である。

その合間にも、自分で楽しいことを見つけて、「楽し~♪」「じゆ~!(自由)」と呟いては、時間を満喫できるのは、彼の才能だと思う。
「早く帰りたい」と言われた記憶がないのだ・・・。
彼には、ただただ感謝するばかりである。ありがとう。

8年前には、末娘が生まれてくるなど、想像すらしていなかった。
女の子の母親になるとはこれっぽっちも思っていなかったのだ。

それ以前に、母になることすら予想もしなかった、というか出来なかった。

そもそも、結婚もするつもりもなかったのだ。

何故、人が結婚をしたがるのかが、わからなかった。

幼少期より、自分の親を含め、私の周囲に幸せな結婚生活を送っている大人は、皆無だった。「結婚なんてしなくてもいいじゃない。誰も幸せそうじゃないもん。」と幼心に思ったものだった。

〈結婚しても、幸せになるとは限らない。〉

大人たちの結婚に纏わる悲喜こもごもを見て育った私の脳内には、そうインプットされた。その刷り込みはかなり強烈だった。

「なんで私だけ名字が変わるの?名字が選べればいいのに。高倉とか白鳥とか。」「名義変更とか、手間だよね。」「〇〇家の嫁とか無理・・・。」「もう一緒に暮らしているのだから、結婚する意味がわからない。」

結婚や戸籍制度に疑問を呈する私に、一緒に暮らしていた夫は、「婚姻関係を結んでおくと社会制度上どれだけ便利か、結ばないとどれだけ不便か」などを気長に説き続けた。

夫は気が長い。

今まで一緒に居て、「早くして」「急いで」と言われた記憶がない。
今更ながら、これは驚くべきことだと思える。

そして、私は彼と結婚し、いつの間にか3人の子どもたちの〈母〉と呼ばれる存在となっていた。

(最近では、noteの中でも、時空を超えた子どもだと言っていただいたり、前世では兄弟だったといってくださる方もいらっしゃって、とてもありがたい。)

人生って、未来って、本当に予想がつかないものだなぁ・・・。

8年後どころか、明日も、今日のこれからも、予測不能だ。

予測のつかない毎日は、やっぱり面白い。

未来予想図は、描かない。

どんな未来がやってきても、「毎日、色々あるよねぇ。」と、最後にはきっと笑えるはずだから。


8年前の長男。今の末娘と同じ年中組。
初めて自分で捕まえたオニヤンマ。ほっぺたがまだあどけない。
4歳の長男・作「アンパンマン弁当」
「楽し~!!!!」「じゆ~(自由)」が二男の最初に覚えた言葉。
エコバックに入れられご機嫌の二男。毎度あり!
ちょっと、今回は私の出番はないわけ?とか言われそうなので、末娘は写真だけ。
男子なら文句は出ないかもしれないけど、女子は七五三の写真撮った方がいいよ!
将来、恨まれかねないから・・・と撮影に行きました。笑
あなたのおかげで、我が家の彩りは華やかになりましたよ。


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