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今、フリーランスになるべきなのか!?

こんにちは。
江口さやかです。

今回は、【サラリーマンとフリーランスとの違いについて】をテーマにお話していきたいと思います。

みなさんは、普段のお仕事においてどんな働き方をされていますでしょうか?
サラリーマンとして働いている方が多いかと思いますが、エンジニアや士業などの専門職であれば、フリーランスとして働いている方もいるかと思います。

私は大学院を卒業して以来、臨床心理士として働きながら、個人事業主としても仕事をしていました。
また、私の周りにサラリーマンからフリーランスを目指す人たちもいるので、その人たちから、フリーランスになるにはどうすれば良いのか、具体的に何を準備すれば良いのかといった相談も時々受けます。

サラリーマン、フリーランスとは?


まず、サラリーマン、フリーランスの意味について簡単にお話しします。

サラリーマンとは、会社員やアルバイトなど、特定の組織や団体と雇用契約を結び、そこからお給料をもらって働く人たちの事を指します。サラリーマンの語源は、給料を意味する「salary(サラリー) 」に人を意味する「man(マン) 」をつなげた和製英語だと言われています。

それに対しフリーランスとは、特定の組織や団体には属さず、個人で仕事や案件を請け負う働き方やその働き方をする人たちの事を指します。

そのため、サラリーマンは給与所得者、フリーランスは個人事業主と 所得税法で定義され、お金の動きなどの扱いが 異なります。

具体的に何が違うのかを、次の章で詳しくお話していきます。

サラリーマン、フリーランスの違いについて


今度は、サラリーマンとフリーランスについて述べていきます。
違いはたくさんありますが、今回はお金の動きに直接関係する3つをご紹介します。

前章にて、特定の組織や団体に所属しているか、所得税法の定義についての違いを述べましたが、他にもたくさん違う点があります。

収入の取扱い

まず1つ目は、収入に対する呼び方です。
税法上、サラリーマンの収入は給与所得と呼ばれ、フリーランスの収入は事業所得と呼ばれています。

サラリーマンの場合、お給料から所得税、社会保険、厚生年金などが予め天引きされた給与所得が銀行口座に振り込まれます。

それに対しフリーランスは、報酬が銀行口座に振り込まれます。

そこから国民健康保険や国民年金を自身で支払い、更に経費などを差し引いた事業所得を自身で計算していきます。

健康保険、年金の仕組み

2つ目は、健康保険や年金の仕組みです。
一般的にサラリーマンは社会保険と厚生年金へ加入する事、フリーランスは国民健康保険と国民年金への加入する事が特徴です。

サラリーマンの場合、従業員と事業主側との折半であり、半額が給料として振り込まれる前に天引きされます。

それに対しフリーランスの場合、国民年金や国民健康保険を決められた期日までに自身で納付する必要があります。

年末調整の有無

最後3つ目は、年末調整の有無です。
サラリーマンの場合、通常年末調整を行います。
年末調整とは、1月1日から12月31日までの自身の1年間の収入や所得税を確定する為の手続きを所属団体側で行ってくれる仕組みの事を言います。副業による収入が別で存在するなど一部の例外を除けば、この年末調整で手続きは完了します。

それに対し、フリーランスに年末調整の仕組みは存在せず、自身で確定申告を行う必要があります。
確定申告とは、1月1日から12月31日までの自身の1年間の税額を確定する為の書類の提出、納税までの一連の手続きを言います。この確定申告のタイミングにて1年間の所得税をまとめて納付します。

これらの違いをもとに、サラリーマンからフリーランスを目指す上での注意点を、次の章でお話していきます。

サラリーマンからフリーランスを目指す上での注意点


これまでの内容をもとに、フリーランスになる上での注意点について述べていきます。

サラリーマンと違いフリーランスの場合、健康保険、年金、所得税の支払い、所得税の確定申告には全て自身で行う必要があるので、これらの手続きを視野に入れた資金繰りの管理を行う必要があります。

想定外の請求により、資金繰りに苦労する事が無い様に、支払い期限や金額があらかじめ分かっているものについては、その分のお金は別で管理しましょう。

また、個人事業主が確定申告する場合、白色申告と青色申告の2つの申告区分があり、青色申告であれば最大65万円もの控除が受けられるといったルールもあります。

更には、個人事業主として活動する場合、経費など領収書の管理、会計処理を自身で行う必要があり、これらの仕方にも注意が必要です。

適切に管理せずに確定申告の手続きを行ってしまうと、確定申告以後に税務調査によるペナルティを課される事も起こり得ます。

昨年話題になった「副業300万円問題」といった税務処理上のルールも、情勢に応じて変更される場合もあるので、サラリーマンの時以上に自身で情報収集をする事が大切です。

まとめ

ここまでサラリーマンとフリーランスとの違いについて述べてきましたが、フリーランスになると自身で進める手続きや作業量が増えます。

最初のうちは大変に思うかもしれませんが、自分自身で管理できるようになれるだけでも相当な力が付きます。

その力を活かして さらに収入を上げる事も出来るでしょう。

私も努力して力を付けてきたからこそ、フリーランスを目指している方、努力している方を少しでも応援したい、お役に立ちたいという想いのもと、今回の記事を書かせていただきました。

この記事を通して、1人でも多くの方がチャレンジしたり、自身の将来を考えるためのきっかけになれば嬉しいです。

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