タイトルは、ミュージカル「Me and My Girl」に出てくる

「顎で受けなさい(Take It on the Chin)」という曲の一節。

ヒロインが、恋人を思って身を引こうと決めて、

辛い思いを抱えながらも、自分を奮い立たせるために歌う曲だ。

悲しいことがあっても、悔しいことがあっても

どんな目にあっても、

顎で受け止めてニヤリと笑って生きていこう。

曲調も歌詞も明るく聞こえるのだけれど、

明るくいようとする彼女の健気さが相まって

寂しさや切なさも感じさせる。

私の好きな曲の１つだ。　

なんとなく物事がうまくいかないなあと思うときは

この曲を流してみることにしている。

そうすると少し、前を向く元気が出てくるのだ。

大変なことも辛いことも悔しいことも、

たくさんあったこの年を締めくくって、

来年も、その先も前を向いていくために。

そばに置いておきたい一曲である。

この作品、日本では宝塚歌劇団や東宝で何度か上演されているが、

こんな時期だからこそ、ぜひ再演してほしいなあと思う、今日この頃。

ちなみに私は、宝塚歌劇団月組で2008年に上演されたときの

彩乃かなみさんが歌うこの歌が大好きだ。