#8 『「一万円選書」でつながる架け橋』/岩田徹


「一万円選書」で知られる北海道砂川市にある、いわた書店の店主が書かれた本。
本が世の中の多様性を生み出すということを改めて感じることができました。
また、店主の本への熱い思いも伝わってきましたね。
良い本を復刊や重版しようと出版社にお願いされていたとのこと。
願いが叶い復刊した本もあったり、逆に願いが叶わなかったこともあったり。
重版の願いが叶わなかった本として、渡辺一史さんの『北の無人駅から』が紹介されていました。

渡辺一史さんは『こんな夜更けバナナかよ』や『なぜ人と人は支え合うのか』を書かれている方で、『北の無人駅から』も読んだことがありました。
北海道の無人駅から地域の現状を見るという内容で、約8年の取材から生み出された本です。確かに万人受けする本ではないですが、貴重な本だと思います。
たくさんの本を救いたいという店主の情熱が伝わってきますね。


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