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スリランカの古代都市に、プールサイドから思いを馳せる

スリランカといえば。紅茶、カレー。あなただったら他にはなにを思いつきますか?世界遺産や宝石、たくさんキーワードがありますよね。
実はわたし自身、ぼんやり「紅茶」くらいのイメージだったので、実際に行ってみたら「魅力を何一つわかっていなかった!」と大変な衝撃を受けました。そして今でも懐かしむくらい、たくさんの見所とおいしい食べ物が溢れる素敵な国という印象です。人生における旅行ランキングトップ10をよく作るのですが、変動はあれど必ず上位にランクインします。

今回はそんなスリランカ旅行の、中でも一番思い出に残るシーギリヤロックと、雄大なその姿を眺めながら入ることができるインフィニティプールを備えたホテル、アリヤリゾートアンドスパ(Aliya Resort & Spa)をご紹介したいと思います。

シーギリヤロック。切り立った崖の上に建った、要塞化した王宮がある遺跡です。

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見所として有名なのが、岩肌に描かれたフレスコ画です。建設から1400年も経過してから発見されたもので、シーギリアレディと呼ばれる女性の壁画は風化により、500体以上あったそれは、今はもう18体しか残っていないそうです。

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フレスコ画は王宮がある頂上ではなく、それまでの道のりにあります。これを見るためには、ふもとから10分ほど、細く頼りない作りの鉄筋の階段を登っていかないといけません。高所恐怖症のわたし、日本製の歩道橋ですら信用できなくて脂汗をかいているレベルなので、本当にきつかった...

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しかも、この写真でも結構密な状態に見えますが、これは空いているほう。長蛇の列の観光客が、ひっきりなしに上り下りするんですよ?!耐久性は大丈夫だろうか...と本当に怖かったです。まあ、何も問題なかったんですけど!踊り場的なエリアはちゃんと作り込まれた囲いがあり、絶大なる安心感がありました。

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以下の写真は2015年8月に行った時のもの。当時もフラッシュ撮影は禁止でしたが、スマホのカメラでしっかり残してきました。調べたところ、2016年より撮影が禁止になってしまったようです。怖いし疲れるから引き返そうと何度もくじけそうになったんですが、行って良かった...!!!

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これらの壁画、ふもとにあるシーギリア博物館でレプリカが見られるそうです。高所恐怖症の方や狭く長い螺旋階段を登ることが難しい人はそちらも良いかもしれない。日本の寄付で作られた博物館だそうなので、縁を感じながら楽しめます。

わたくしめはここまで登ってしまえば、あとはままよ!ということで、頂上まで行ってまいりました。頂上へ向かう途中ライオンテラスという広場があります。「シーギリヤ」はスリランカ人が使うシンハラ語で、シンハ(ライオン)、ギリヤ(のど)という意味が語源とも言われているそうなんですが、その象徴、大きなシンハ(今は足だけですが)の像が頂上への階段を守っているのです。かつてはライオンの頭部のモチーフもあり、階段は喉元へ通じるように作られていたとか。

このシンハの足エリアは大人気のフォトスポットだそうで、本来は階段と一緒に撮りたかったのですが人が切れることがなく、仕方なく斜めのショットを。

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ライオンの階段を登り、どんどん上を目指していくほど、残っている遺跡の状態が非常に良いように感じました。この階段を5世紀の頃の人たちが使っていたのかと想像しながら踏みしめると、ひとしおです。

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雄大な自然の姿を一望できる頂上から、当時の王様の気分を味わいましょう!

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と、言いたいところですが、長い階段の昇降で足腰はボロボロ...さあ、ここからが本番、ゆっくりリゾートを楽しもうじゃありませんか。生まれたての子鹿のように足を震わせながら下山したら、車で5キロほど移動すると、アリヤリゾートアンドスパがあります。

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エントランス(また階段ですが)をあがって目に入るのが...

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インフィニティプール、それ越しのシーギリヤロック!!!

強い日差しで火照った体とボロボロの足腰をプールでひんやりアイシングしたら、プールサイドにあるベッドで寝そべりながら、冷たいカクテルをいただきましょう。肴は遠くに見えるシーギリヤロックの姿で!

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のんびりしていると、空がロマンチックな色味に暮れてきました。

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お部屋に戻るまでの内装も落ち着いた雰囲気です。全体的に大人っぽい、モダンな印象がある作りのホテルでした。

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客室は広いお庭の中にコテージ風に建てられていて、この時泊まったお部屋にはちょっとしたプールも付いてました。メインプールの方が気持ちが良いので使わなかったのですけど...
オフィシャルサイトにプール付きのお部屋の案内が見つからなかったので、今はなくなってしまったのかな...

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ふっかふかのベッドにはお花で装飾が!こういう歓迎、リゾートらしくて良いですよね。

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ホテルに泊まった時に一番好きなのが、糊の効いたひんやりとしたリネンに足を滑らせていくこと!くたくたの足でしたので、いつも以上に存分に堪能しました。

翌日から筋肉痛でヘトヘトになりながらのスリランカ旅行でしたが、シーギリヤロックのほかに、紅茶の産地であるヌワラエリア、王朝時代の都ポロンナルワ、古都キャンディと主要な場所をしっかり回ってきました。それぞれどの場所も本当に楽しくて素敵な印象ばかり。ぜひまたの機会でご紹介したいと思います。

※記述と写真は2015年当時のものです。

Sigiriya Sri Lanka Official Website
https://www.sigiriya.info/

Aliya Resort and Spa
https://www.themeresorts.com/aliyaresort/



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