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「老舗経営者と起業家」との結婚の違い

「経営者者と結婚したい」と望んで結婚相談所を訪れる人が増えているという。最近の婚活事情をお世話になった仲人さんから伺った。ここ数年では起業する若者も増えているし「経営しているひと」も身近に感じれるようになったのかもしれない。

「経営者」と言ってもいろんなタイプがある。

事業を何代も続けられている老舗企業の後継者や、両親が起業して2代目経営者として頑張ろうとしている人、もしくは家業とは全く関係なく自身で事業を始めた起業家。

3種類の経営者でも状況は全く違う。それぞれの経営者が取り巻く環境や抱えている問題は様々だ。

「経営者と結婚したい」と言っても”どのタイプの経営者と結婚したいか”で生活はガラリと変わってくる。

例えば老舗起業の後継者であるならば私たち自身にもそれなりの家柄やバックグラウンドを求められるだろう。かたや言葉は悪いが今流行りの「ぽっと出」の起業家であるならばそんなものは必要ない。

老舗であればあるほど事業の歴史やこれまでお世話になった方々との繋がりを大事にしていく必要があるし、例えば茶道や花道、着物の着付けなども自分でこなさなければいけない場合が多い。一方、起業したての経営者との結婚であれば「経営者の妻」として表向きの出番や仕事はほとんどない。

前者の場合、多くの仕事関係の方々にお会いして挨拶をしたり。父や祖父の話をすることも多くなるだろう。これまでの事業成長の過程や人間関係を理解しておくことも重要になってくる。求められることは昔ながらの硬いスキルかもしれないし「そんなことしたくない」と思うようなことも出てくるはずだ。けれどそれが老舗経営者、2代目経営者の妻としてあるべき姿なのである。

おそらく一般的な「経営者と結婚したい」と望む人たちは起業家だったり2代目くらいまでの社長をイメージしているかもしれない。「どのタイプの経営者と結婚したいのか?」をはっきりさせておく必要があるとも言える。自分が理想とする結婚相手には何が必要なのか?どんな生活スタイルが待っているのか?時間がある時に少し深堀してみることをお勧めする。

経営者の妻と言ってもそんなに簡単なことではないし覚悟して結婚しなければいけないことも多い。考えてみるちょっとしたきっかけになってくれれば嬉しい。


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