見出し画像

テキーラロドリゲスのNOMADOコラム #8

なんだかんだ日本に生まれて良かった~、って事、沢山ありますよね。
治安が良いので、夜道を女性が一人で歩いても安全な場所が殆どだし、
なんだかんだ生活や健康面でのセーフティネットが機能しているし、
四季折々の良さや文化もあって、一年を通じてその変化を楽しめるし、
そして、なんといっても、ゴハンが美味しい!!!!

楽しい旅行をして、どんなに目新しい体験をしても、どんなに沢山の異文化に触れて心が高揚しても、家に帰ってきて最初に飲む自分のなんてことのないお味噌汁を飲んだ時の美味しさっ。どんなにファビュラスな食事を外で食べても、家でハフハフとかっくらう明太子on炊き立て御飯を食べると、『そう、これ、これ!!』の無限輪唱状態なります。うん、二杯目はなめ茸でいくか。

画像3

日本の白米に合う御飯のお供文化には目を見張るものがありますよね。
太古の時代から、日本人がお米を中心とした3度の食事を、いかに豊かにしようとしてきたことか。先人たちの知恵、創意工夫、そして食いしん坊さに脱帽です。全国どこのお土産屋さんにも数え切れないほどの種類の御飯のお供が必ず並んでいます。昔からどこの地域でも御飯と地場の食材を使い、最大限に御飯を楽しもうとしていたんだろうなぁ。グルメ~。

画像4

漬物、佃煮、ふりかけ、おかず味噌、食べるラー油、明太子、塩辛、梅干し、塩昆布などなど。シンプルにオカカに醤油垂らすだけの御飯も良いし、御飯にマヨネーズのマヨラーさんや、さっと醤油をつけた焼き海苔をくるむノリラーさん(?)、など、”ラーさん系”もありますね。更には、お供とお供を組み合わせた、自分だけのオリジナルお供で最高のマリアージュを見つけてみたり。御飯とそのお供ってもう無限の組み合わせで、美味しさに際限なし、上限なし!
もう考えただけで、口内のダムが決壊し、唾液が氾濫中です。
上記のような絶対に間違えの無い、美味さの銀河系とも言えるお供達も最高なのですが、今回は今の季節にピッタリな、私のDIYならぬ、CIY(Cook It Yourself 笑)なお供を紹介したいと思います。

<レシピ名:だし風>
山形の郷土料理“だし”っぽく作ったレシピです。

材料:
・がごめ昆布 20ℊ(納豆昆布の名前でスーパーなどで売っています)
・出汁(昆布とかつおでとりました) 300㏄
・醤油 60㏄
・酢 60㏄
・みりん(煮切ったもの) 60㏄
・きゅうり 3本
・ナス 2本
・ピーマン 3個
・人参 2本
・ミョウガ 3本
*今回は時期的に夏野菜を使いましたが、その季節の合いそうなお野菜で作ればいいと思います。
・輪切り唐辛子(お好みで)

① 前の晩に昆布を水に入れておき、翌日火にかけ、鍋底に気泡が出たら、昆布を引き上げる。その後、灰汁を取り、鰹節を入れ、5分程弱火で加熱し、別に容器に濾して冷ましておく。
② 野菜をさいの目切りに、ミョウガはみじん切りに。
③ 切った野菜を大き目のタッパーに入れ、そこへ冷めた出汁(①)と各種調味料を入れる。がごめ昆布も入れて、よく混ぜて、落し蓋をしてからタッパーの蓋をして冷蔵庫へ。
④ 翌日食べごろになっています。野菜からも水分が出るので、食べてみて塩気が少し足りないと思ったら、醤油やめんつゆを少量ずつお好みの味になるまで加えてみて下さい。3日間くらいで、食べきりましょうね~。

画像1

御飯のお供にとどまらず、蕎麦、そうめん、うどん、パスタなど、薬味が無いと炭水化物がメインになってしまうような食事の時も、これを掛ければ栄養バランスも色味も最高!
冷やしトマトや、冷ややっこに掛けるのも良いですね。
夏の疲れが取れなくて、食欲不振なそこの貴方!出汁を掛ければのど越し良く、栄養も取れちゃいますよ。

『だしは、山形のスムージーやぁ。』

iguana寝てる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?