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野鳥の保護

オーストラリアにはガラと呼ばれるピンク色のインコがいます。和名ではモモイロインコと呼ばれているようです。

先日空全体を夕陽が綺麗なピンク色に染めた中、道路の真ん中で飛べなくて右往左往しているガラの子を発見しました。

親もどこにいるのか判らず全く飛べない様子でしたが少し歩けるようでした。道路わきに連れて行って放置してもまた道路に出てくるだろうし交通量の多い場所でかなり危険なのでその辺に放っておくことも出来ず保護して連れて帰ることにしました。

ガラの保護はこれで三回目ですが幼鳥は初めてなので早速ガラの幼鳥が食べるベビーフードやスプーンなどを購入したのですが発見した現場から2km程度しか離れていなかったこともあり翌日の朝には親鳥たちが我が家の庭にいるガラの子を見つけて給餌してくれるようになりました。

今は一日に10回以上給餌しにくるのでそのたびに庭に出して遠くから見守ります。出来ればそのまま庭に置いておきたいのですが他の野鳥からの攻撃やフェンスをよじ登って外へ出た時の危険など特に隣の庭には飼い猫三匹が放し飼いされているので放っておくことも出来ず私が外で見守れない時間は安全のために家の中で保護する感じになっています。

おそらくこのくらいの週齢だと少しくらいは飛ぶことが出来るのかもしれませんが左の翼がしっかりと閉じれずいつも開き気味になっているので道路に居た時に車に接触してしまったのか巣からうまく飛べずに落ちた時に痛めたのか何かしらの問題があるのだと思われます。

親が地面を啄んで餌をとる様子を教えているところを見ると数日~数週間くらいで離乳になるのでしょうか。また親鳥は何度も飛ぶことを教えていますが今のところ飛ぼうとする気配は全くないようです。

ガラは平均でも30年は生きるといわれている動物です。出来ることなら大空を自由に飛び回ってほしいと心から願っています。

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