UXデザイン連続セミナー Day4 2019.10.19

Back to Day4!
先にDay5を書いちゃったのですが、Day4もちゃんと書こうと思います。

講師の井登さんが強制延長された海外カンファレンスより帰国された件について、ご自身の体験をCJMにして説明してくれました。

名付けて「センチメンタルジャーニーマップ」。名前からして秀逸ですね。
出来事と関連づけて心の声と感情曲線が見える化されています。
聞くとかなり大変な旅(乗るべき飛行機のドアが目の前でしまる、とか)だったそうです。こうして見える化されると言葉で聞くだけよりも、その時の感情や心の声が見えることによりすごく共感ができると感じました。
やっぱり全てのプロセスは共感化させるために踏むのね。
こうしてご自分の体験をシェアしてくれる井登さんには感謝しかないです。

Day4のメインは、Day1〜3までにでたアウトプットを元にアイデアを生み出す、という一番厄介なところでした。
アイディエーションは難しいですよね。キーモーメントをどこに絞るか、というところからして悩んでいるようでした。
割とあっちも、こっちも大事。だからいくつかの機能を持たせて・・・となりがちなのですが、できればまずは絞った方が良いと思います。
それが本当にペルソナのゴールを満たすサービスであるのか。その満たし方は本当にペルソナのためになるのか?
うまく表現できないのですが、ゴールの満たし方が直接的すぎると一過性のサービスになってしまう気がします。「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」みたいな。さらに「魚だけじゃない」ことを教えよ、みたいな。「釣るだけじゃない」ことを教えよ、みたいな。
ここをどこまで拡張するのか、はビジネス戦略も絡んでくるので一概には言いにくいですが。

なんにせよワークショップでこのプロセスを踏めるのは、すごく苦しいけれどとても貴重なことだと思うんです。積極的に考えをアウトプットして、たくさん失敗したり、改良できる機会になってくれたらいいなぁ、と願いつつ、各チームを見守っていたのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?