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強みのないエンジニアがバリューを出すためにやっていたこと

note株式会社でエンジニアをしている すのうち です。
今年2022年7月にnote社に転職してから、社会人5年目の普遍的なエンジニアがnote社でバリューを出すために取り組んだことを振り返っていきます。

※ この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2022の2日目の記事です。

自己紹介

note株式会社ではサーバーサイドを主に、フロントエンドも開発しています。
世間ではWebエンジニアと呼ばれる職種です。

職務経歴としてインフラ(AWS全般)と採用の経験があり、趣味としてデザイン経験があります。スペシャリストと呼ばれるほど深い経験は持っていません。
スキルのかけ算ではレアなものの、強みのないエンジニア(替えの効きやすいエンジニア)だと自称しています。

noteのバリュー

note社はMVVとして

  • Missionだれもが創作をはじめ、続けられるようにする。

  • Visionnoteがあることで、人々は本当に伝えたいことに専念できるようになる。

  • Value

    • クリエイター視点で考えよう / Creator First

    • 多様性を後押ししよう / Promote Diversity

    • クリエイティブでいこう / Be Creative

    • つねにリーダーシップを / Leadership

    • すばやく試そう / Try First

    • おおきな視点で考えよう / Think Big

を掲げています。
社内ワークショップやカルチャーブック、バリューに関する経営陣からの共有会があり、非常にMVVを大切にしている会社です。

参考:

7月入社からやったこと

上記Valueに対して、ただのエンジニアにならないために私が取り組んでいたことが6つあります。
なお、長期的に取り組むために、各項目で100点を目指すよりも、60点以上を目安を日常的に意識して取り組んでいました。

1. 社内の情報収集

チャットツールの利用、MTGの録画の文化、ドキュメント化の文化がnote社にはあります。それを活かして、朝の1時間や定時近くの時間にはドキュメントを読み込んでいました。
ドキュメントにもチャットツールにも無いものは、上司などに質問することで解決しました。

後にも記述しますが、ここでは非同期コミュニケーションの利点を活かすために、「相手の時間を奪うかもしれない」「迷惑かもしれない」といったネガティブさを捨てて、早く質問をすることが大事です。

「つねにリーダーシップを」 として会社・サービスのnoteについて詳しくなり、説明待ちにならずに私の方から意見を出し、開発を進めることができました。

2. 会社と方向を合わせる

Mission Vision Value を大事にしている会社でも、半年ごとに変わる目標では方向にずれが生じます。(今回は半期目標を例に書きます)
ですので、目標に対する経営陣の説明をよく聞き、チームメンバーとの週次MTGで目標への認識を一致させ、会社との方向を合わせていきました。

方向のずれはチームメンバー間に軋轢を生じさせたり、無意識的に会社に対して反感を持つことにもなりかねません。
ゆえに、目標の背景を知り、会社/チームでの方向を合わせることは非常に重要でした。
メリットとしては、

  • 施策出しや優先度付けの合意がしやすくなる

  • 全体の速度感が上がる

  • 着手するタスクの目的が見える

があるでしょう。

方向を合わせることは結果的に「すばやく試そう」「おおきな視点で考えよう」のバリュー発揮に繋がったと思います。

3. ネガティブになり過ぎない

バリューを出す上で1番の障壁は心だと考えています。
例えば失敗への恐れから完璧主義に陥るであったり、上司やメンバーと同調して身を守る、など悪い方向に働くネガティブさはバリュー発揮に影響します。

もちろんネガティブシンキングは素晴らしいアイデアを出すことや、唯一無二の視点で物事を捉えることに貢献もします。
ですので、ネガティブになり過ぎないようにしつつ、必要な時にはネガティブでいることを心がけました。

この取り組みに関しては、全てのバリューにおいて少なからずプラスでした。
1日を振り返り「言えなかったこと」「気にしすぎて出来なかったこと」があれば、ぜひ次の日は勇気を出してネガティブとさよならしてください。

4. 意見を1つは出す

バリューを出す上で2番目に大事なことです。
もし全社員から会社に対して意見や改善案を募った場合に、あなたと全く同じ意見が出る人は何人いるでしょうか?
また、たとえあなたの意見が会社にとって重要ではなかったとしても、他の誰かのインスピレーションに貢献するかもしれません。

私自身の視点で意見を出すことの価値を理解しているからこそ、いつでも意見を出せるように準備しています。
準備の方法としては

  • MTG前にアジェンダを確認し、意見を考える

  • 議論の元となるサービス/機能に実際に触り、感じたことを意見とする

  • 議論と類似している経験をもとに意見を出す

などがあるでしょう。
「クリエイター視点で考えよう」「多様性を後押ししよう」「クリエイティブでいこう」の3つのバリューを達成するためにも、私自身の経験/視点は他の人にないと考え、積極的に意見を出すようにしていました。

5. タイムキープをする

議論がヒートアップしてMTGが長引くことありませんか?
別のMTGを設定すること、冷静になること、時間通りにMTGを終わらせることのうち1つでも必要だと感じた瞬間にタイムキープをしました。

チームメンバーからはタイムキーパーとして認識され始めていましたが、非常に良かったと思います。

メンバーが予定よりも時間を取られすぎないことで「すばやく試そう」につながり、
冷静になることで「おおきな視点で考えよう」につながることもありました。

「新入社員のくせに生意気だ!」と思う人がいないnote社だからできることではあるため、用量用法を守って実践すると良いかと思います。

6. 企画に参加する

note社では社員参加の企画が多々あります。
今回のアドベントカレンダーもその1つです。

私がnote社で参加した企画は

  • Ruby Kaigi に社員として参加

    • 一部企画出しに参加&note社ブースで対応

  • #読書の秋2022 に推薦図書を提出

    • 住野よるさんの「腹を割ったら血が出るだけさ」を紹介文とともに推薦

    • オープン社内報はこちら

note placeでの展示
  • エンジニアのアドベントカレンダーに参加する

    • 同じく2日目に投稿しています

  • 本アドベントカレンダーに参加する

    • この記事です

社内の企画に率先して参加することで、
「クリエイティブでいこう」や「つねにリーダーシップを」として貢献し、
日々の業務においては「多様性を後押ししよう」につながる視点で取り組むことができました。

チーム内の業務だけでは得られなかった人間関係も構築できるため、オススメの取り組みの1つです。勇気を出してチャレンジしてみてください。

まとめ

素晴らしいプログラミングスキルで素晴らしいソフトウェア開発が本職ではありますが、未熟な私はプログラミング以外でもバリューを出すように取り組みました。
引き続きバリューを出すとともに、開発でも大きな貢献ができるよう励んでいきます!

■ アドベントカレンダーの紹介

アドベントカレンダーはまだまだ続きますので、興味のある方はぜひご覧ください🙂

こちらはエンジニアのアドベントカレンダーです。
私の記事もQiitaにてすでに公開済みですので、良ければご覧ください。


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