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近江商人の理念を継承・啓発へ

 小社が近江商人の本を初めて発行したのは『近江商人列伝』(1989年)でした。ちょうど滋賀県が滋賀の無形文化財ともいえる「近江商人の理念」を顕彰しようとしていたときのことです。以来、近江商人の経営理念に関する書籍はサンライズの柱となってきました。

 「近江商人」の精神【三方よし】 (売り手よし、買い手よし、世間よし)は、CSR(企業の社会的責任)の源流であるといわれ、現代社会で注目されています。

 滋賀県の近江商人顕彰事業を引き継いで発足したNPO法人三方よし研究所は、自発的に近江商人の足跡や事跡を紹介しつつ、理念や商法の啓発活動を展開しています。事務局はサンライズ出版内にあります。

 小社ではこの活動を支援しながら関連書籍の発行、販売に協力しています。

◆近江商人の本

改訂版 近江商人ものしり帖
経営モデルとして、くり返し注目を集める近江商人の心「始末してきばる」「もったいない」「世間さま」を、豊富な事例で紹介したコンパクトな入門書。



淡海文庫 31
近江商人学入門 改訂版 CSRの源流 三方よし
800年を超える歴史を有し、日本の商工業者の源流に位置づけられる近江商人の経営理念「三方よし」をもとに、CSR(企業の社会的責任)をわかりやすく解説したロングセラーの改訂版。巻末索引を増補。「売り手よし・買い手よし・世間よし」の精神はどのようにして生まれたのか、遠隔地への行商と出店をおこなった近江商人たちの実践から現代の経営に生かすことのできるポイントを紹介。



Q&Aでわかる近江商人
近江商人の理念や商法が今、見直されているのはなぜか。それは若い企業家を支えるために「出世証文」と呼ばれるシステムを作ったり、環境問題に取り組んだ近江商人がいたからです。素朴な39の疑問にわかりやすく答える本で、楽しみながら理念や経営方法を学ぼう。
電子書籍版も発売中。詳しくは各電子書籍サイト(Amazon、honto、楽天kobo等)でご覧ください。



近江商人の理念 増補版 近江商人家訓撰集
現在、経営者のみならず一般の人までもが良く認識している「三方よし」。この言葉を定義づけたといわれるのが小倉榮一郎である。本書は小倉榮一郎の『近江商人の経営』をベースとして、商家に遺る家訓や店則を紹介するとともに、新たな研究成果を基に各商家の経営や時代背景を詳述、社会貢献の事例などを加えた。


近江商人の書籍はまだまだございます。詳しくはこちらをご覧ください。


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