2019年にAmazonで買ったもの総額は176,340円であった。ちなみに2018年は159,855円。あれっ、増えてる。これを使えばChromeでかんたんに自分の散財額を調べられるので、現実を目にしてこの年の瀬に悔い改めるとよい。

さて、Amazonからの購入に限らず、ことし買ってよかったものをまとめてみた。本エントリーではライフスタイル編として、生活周りのプロダクトやサービスの中から、ほんとうに買ってよかったなあと何度も感じてしまったものだけを挙げてみる。

1. 洗濯乾燥機

これは全人類におすすめしたい。文字通り生活が変わった。洗濯する工程から、「干す」「乾かす」「取り込む」という3つのタスクがなくなることの絶大なメリットと清々しさは、体験してみるまで分からなかった。

それなりの金額になるし、親から「ドラム式はぜんぜん汚れが落ちないって聞くからやめとけ」と止められたものの、家電量販店で店員さんにその話をしたら「いまは(現行機種では)そういうことはないと思います」と言いながら、その店員さんが着てたワイシャツを「これ、今朝洗濯乾燥機から直接取り出して着てきたやつです」と見せながら説明してくれたのも購入の後押しになった。

また、副次的なメリットとして、洗い物を入れてセットしてから数時間後には乾燥まで完了するので、所持する服の数を減らせるという点もある。

2. 折りたたみ傘二本併用システム

まずはQuoraの記事「傘について、忘れない・盗まれない・壊れない・ストレスが少ないなど総合的にうまくいっている戦略があれば教えていただけますか？」に対する回答を引用する。

2段階の折り畳み傘を使い分けています。
・晴天：MUJIの超軽量コンパクト折りたたみ傘 — 普段からバックパックのサイドポケットに入れておく。
・雨天： Bodyguard 折り畳み傘 と マイクロファイバーの傘ケース — 雨の日には家を出る前にこちらに入れ替える。
・（おまけ：自宅には短時間の買い物・外出用の普通の長傘も置いてます）

以下、この戦略にいたった理由を説明します。

まず重要なのは、天気にかかわらず常に折り畳み傘を持ち歩いているということです。このことにより、突然の雨でビニール傘を買う羽目になることがなくなります。日常的に天気予報を意識する必要もなくなり、心が軽くなります。

あまり期待せずにこの方法を実践してみたら、たちどころにその効果の大きさを実感。とくに屋内に入って傘を手に持たなくてよい状況。なんと気分の良いことか。すれ違う人たちが濡れた傘を手に持つ姿を目にし、優越感すら感じてしまう。このシステムは、個別のプロダクトだけでなく、その運用方法も優れている点がとても気に入っている。ありがとうKenn Ejimaさん。

3. スマートロック

買い物袋やクリーニングで両手がふさがっている状況で、ドアに近づきロックが開く音が聞こえると、いまでも毎回のように感動し、「神…」とつぶやいてしまう。Wi-Fiアクセスポイントのセットを買わなかったことを後悔。単品だと6,000円するのでいまだに躊躇している。類似品はほかにもあるので、住まいの事情に合ったものを選ぶとよい。

ちなみに、本腰を入れて自宅のスマートホーム化を推し進めるなら、深津さんの下の記事は読んでおこう。とても参考になる。

4. ロボット掃除機

こういうのって、日進月歩であたらしいモデルが出るし、割と高いし、買うのはちょっとなあ、と思っていたところ、月額利用できるサブスクリプションサービスを公式サイトで見つけた。ものの試しに一番低価格の月額1,200円でルンバ641を導入。出かけるときにセットして、帰宅すると掃除が完了しているのはとても気持ちがよい。契約期間中は返品可能、無償修理対応などサポートがしっかりしているのも安心できる。

まとめ

というわけで、今年買ったライフスタイルに関連するおすすめアイテム・サービスを紹介した。どれも生活の質を想像以上に上げてくれたものばかりである。生活の質が上がるとは、つまりどういうことか。それは日常生活に余裕がうまれることで、精神が安定し、穏やかに生活できることで、人生の幸福度がアップするということだ。Amazonの購入総額にひるむことなく、今後も物を買い続けようと思う。