#037 ビール造り7000リットルの壁
ビール造りがやりたい!
そんな野望を抱く私が自宅を工房に改造してクラフトビール造りを始めたとしたら、いったいどれくらいの製造規模を目指すべきなのか。
ひとつの家族が食っていけるにはいくらでどれくらい売ったらよいのだろうか。
今日はそんな試算をしてみました。
昨年来の足を使ったリサーチで得た情報を前提にして仮定をいくつか含みながらも一度整理してみました。
食っていける生産規模は7000リットル
私の家族が食っていくには年収で450万円ほど(つまり手取りで350万円ほど)必要です。それだけの給料を払えるとなると減価償却費分は別にして、550~600万円ほどキャッシュを生む必要があります。(10%ほどは成長のための投資する前提)
それを前提に考えると毎年7000リットル売るとやっと所得が350万円ほどになります。
売価の前提は一旦500円と置きました。クラフトビール好きなら買おうかなと思えるくらいの価格かと。
もちろん売価はマーケティング戦略に応じて弾力性を持たせることが良いと思います。原価も改善によって圧縮できる面はあるでしょうが、今の時点でどこまで改善可能かはわからないので価格をいろいろ変動させてシミュレーションします。
費用構成
材料費・・・備後福山ブルーイングカレッジで見てきた情報から一本当たた160円くらいで計算。廃棄物処理など付帯費用は含まず。
減価償却費・・・建物は自分の家のガレージを使う前提として、水回りの工事以外はできるだけDIYで実施するという前提。総費用550万円を4年償却する前提で計算。定額償却と仮定して1カ月当たりの減価償却は115千円です。これを生産数量に配賦しています。
人件費・・・本来は原価には人件費を含むのですが今回はこの値が530万円になるように生産数量を求めました。
私の生活費と必要な年収
昨年度の生活費のうちどうしても削れないものを抽出すると約350万円でした。ここから逆算すると年収450万円が必要。そして社会保険料の会社負担分を考えると給与原資は最低530万円ほど必要となります。
目指すのは10000リットル
そしてあくまで目指すのは現在の所得以上です。そうすると10キロリットル程度は売らないと現在と同じ所得にはなりません。10キロって作業的に一人でできるのかはわかりませんがこれから明らかにしていきます。
モノサシをつくってみた
今回の思考実験は多分に仮定情報が入っていますので正確性には欠けるでしょう。ただ、それでも一度モノサシを作っておく意味が私にはあります。投資が増えれば償却費が増えます。このあたりの数字は随時アップデートしながら自分のアタマの中に公式をつくっていくのです。
そして、
これはあくまで机上で行ったスタディです。ハッキリ言って絵にかいた餅です。絵にかいた餅を実際に形にするためには営業力、製造オペレーションの両方が必要です。
最後にこれからやること。
・酒販免許取得
・OEM生産で販売チャネル開拓
・醸造所の見学
・自宅ガレージ改修の計画
今日は自分のためのアウトプットでした。
スタエフでも同じ内容を話しています。
https://stand.fm/episodes/65bf53f217542d19fe46093a
ではおやすみなさい。
ばいちゃ!
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