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5.21 きょうおもったこと

つめたい雨のなか、例年とはちがい、桜はひっそりと咲き、つつじが歩道を彩り、公園ではバラがいつものように誇らしげに咲き、紫陽花が雨を可憐に待ち…。

ただただ、目の前のことに、茫然としているうちに、月日だけは律儀に進んでいます。

この数ヶ月が長いのか、短いのか、まだまだわたしにはわかりません。

そんななかにあって、やはり、草花のように、大輪の…と、まではいかないけれど、花を咲かせようとしている落語家がいます。

わたくしども落語協会では、本日初日をむかえる五月下席より、三人の二ツ目が誕生いたします。

林家彦星 改メ 彦三

三遊亭ぐんま

柳家小はだ

無限大の可能性を持つ、三名の新二ツ目。
暗い大海原の漕ぎ出す不安はあるだろうけれど、落語という灯台と、ひとという星灯りを信じて、時にやすんで、時に流され、でも確実に進んでください。

あなたたちが、未来です。

きょうという、特別な日に。

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。