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大学生活を振り返って-伏線回収の大学4年生-

全部で4本のブログにして、1年ずつ丁寧に振り返っていこうと思う。

誰かが私の大学生活を参考により楽しい人生を歩めたらいいな。

ここでは大学4年生時代について振り返る。


ついに2023年。
大学生活ラストイヤー。
コロナが完全に開けて、制限がなくなった。
先輩がいなくなった。
大学生活が終着点に着こうとしていた。

4月
部活動では私の代が始まる。
経験も上級生としての当事者意識もあまりない中、役割だけは一丁前に与えられる。
何をするべきか、卒業した先輩、同期、後輩にアドバイスを求めつつ、日々生活する。
これからのイベントの全てに「最後の」がつくことをひしひしと感じる。


就活を続ける。
地元以外の地方で生活する将来が見えず不安になる。
大体の大手企業は地方転勤がある。
盲目的にブランドに縋って大手に行くべきじゃないのではないか、と改めて思い始める。
働くとしたら、都内か地元、縛りをつけるほど就活が苦しくなる。

5月

部活動でイベントの企画をした。
6人のグループでの主導だったが、上級生は私1人。
何にもわからない、もっといえばやりたくねえよ・・・と思いながら顔には出さないよう働く。
就活が難航してるのに、なんでよくわからないことに時間を使ってるんだろ、金も出るわけじゃないし。なんて嫌な思考がよぎる。
企画後半はある程度後輩の頼り方もわかってきて、仕事を任せられるようになり、イベント当日も無事に終えることができた。
小さいイベントだったけど、終えれて本当に嬉しかった。


とにかく就活が辛かった。
都内生まれの人が地元の先輩の人脈を使って就職。だとか、親が部長をしている会社に就職。だとか、選抜コミュニティに入っておけばよかったのに。だとか、部活動しているのに就活うまくいかないの?だとか、嘘か本当か、善意か悪意かわからない話ばかり目につく。
思えば全部どうでもよくて、自分の人生でどうしたいか、を考えるべき時間に無駄な思考に時間をかけていたと思う。
その結果なのか、行きたい、と思っていた企業は全て落ちて、就活が白紙に戻る。

パチンコに初めて行った。
愚直に生きてきたので、世間的に良くないとされることには近づかなかったし、今まではそういう大学生を「ダサい」と一蹴していたが、行ってみると意外といいもので、打っている時は現実も忘れられた。
こうしてハマるんだろうなと思った。
タバコも吸い始めた。
同じ理由で、馬鹿真面目にしてこなかったが、吸っていると落ち着くし、喫煙所でのコミュニケーションにもなった。

6月

地元と東京を往復しながら就活をする。
毎週6時間くらいかけて地元に戻っていた。
就活が辛すぎて部活動に顔を出すのも辛くなる。
情けない先輩で申し訳なかった。反面教師にしてほしい。

白紙に戻った就職活動のために、色々な企業を研究する。
一方で、どの企業に就職するのか、という選択によって自分の人生の幅が定められてしまうようで、人生のエンディングを見せられているようで辛かった。
いっそ全て投げ出して道のないところに踏み出すべきか、と迷う時もあった。

部活動の同期に人生相談した際、「なるようになる」と適当に言われたことを覚えている。
その言葉で、自分が遠くばかり、未来ばかり見ていたこと、そして不確かなものを想像しても意味がないと考え直し、まずは目の前の就活を頑張ろうという気持ちになった。

7月
友達に気分転換でツーリングに連れてってもらう。
ここ数ヶ月まともに遊んでなかったので本当に楽しかった。
友人に部活もバイトも一人暮らしも就活も、全部投げ出したいと相談したら、「全部やるって決めたのはお前なんだから、言い訳してないでやり切れ」と返ってきた。数日経ってもその言葉が頭から離れないで、やり切る以外ないな、と決心した。

部活動で遠征が多々あった。
山梨や大阪など、いったことのない場所に行き、色々な人と関わった。
そこでも小さなイベントがあり率先して運営に携わった。
でも、かなり張り切りすぎていて、むしろ邪魔しちゃったかなと思い返すと顔から火が出るほど恥ずかしい。まぁいい経験としておこう。

8月
就職活動が終わった。
地元で働くことにした。
いい選択かはわからないが、まず、やってみて考えようと思う。
ここまで本当に長かった。
思い通りにならないことばかりで、投げ出したかけたけど、なんとかたどり着いた。
なるようになった。
就職活動を通して、就活スキル、社会知識がついただけではなく、今まで考えてこなかった悩みに多くぶつかることができた。
ちゃんと就職活動をしたからこそだと思い、達成感があった。
この経験を糧に、同じ悩みを抱えた誰かの手助けをしたいと考え始め、一つ下の後輩の就活メンターに立候補した。
現在(2024年3月)も継続して手助けをしている。

応援されるチームになろう、という趣旨からチームで大会運営のアルバイトに参加した。
私が1番多くの回数参加し、この点で私よりちゃんと働いたメンバーはチームにいなかったのではないかと思う。
勝敗にそれほど関われない分、関係ない部分で存在感を出そうと考えてのことだった。
有名な試合のボールボーイを務めて、一流のアスリートを間近で見た。
一生に一度歩かないかの経験で、鳥肌がたった。
後日、大きく映像に映っていたと友達から連絡が来て、思い出にもなった。

9月
部活動の大会が始める。
試合に勝てない。
試合を見ていることしかできない私でも悔しく、選手のために何かできないか、とぐるぐる思考する。
もっと貢献できるところはある、まだ何かできる、とは思うが、具体案が浮かばない日々。悶々としながら目の前の仕事をこなす。

大学→部活→アルバイト→夜中ツーリング→就寝→・・・
といった楽しくもハードなスケジュールを過ごしていた。

10月
部活動の大会が続く。
目の前の仕事に意味があるのか、と疑問から、部活動自体が色褪せていく感じがした。でも、やらなきゃ。
何か他にできることがないか、聞いて回るが、残りの時間は少ない。
できることを最大限やって残りは後輩についでもらう。
終わりが見えて、そしてその終わりが求めていた終わりではないということを知っても、とにかくやることをやろうと思い動いていた。

就活がひと段落したため、就職後に向けてITの勉強を始めた。
卒業単位とは全く関係ないが、1から4限まで毎日情報系の授業を履修した。
とにかく勉強。このまま大学生活を終えたら、まずいという危機感があった。

11月
部活動で最後の大会を迎える。
チームは勝ち進むが、私は何もできない。
チームは全国ベスト8まで勝ち残ったが、優勝校に負け敗戦した。
試合後、泣いた。
でも流した涙は、負けの悔し涙ではなくて、私自身が何もできない不甲斐なさによる涙だった。
自分が嫌になる。もっとできた。もっと私は責任を持って何か成し遂げれた。成し遂げるつもりだった。
就活に時間を割きすぎた?
遊びに流れてしまった?
会話が足りなかった?
頭が足りなかった?
責任から逃げた?
忙しいフリした?
全部が原因のように思えた。
もうこんな思いをしたくないと決意してから一年、私は変われなかった。
決意が決意として形をなしていなかったと思う。
壁に書いて毎日見るでも、なんでもやり方はあっただろうに。
今思い出しても悔しい。
高校時代と同じ、不完全燃焼だった。

12月
部活動を引退した。
笑顔で終わりたい中、私なんかがこの場で引退を祝してもらう資格がないように感じていた。
式の後は1人、すぐに帰宅した。

社会人という次のフィールドでは、悔し泣きをしたい。
真っ向から戦いたい。
責任を負いたい。
そんな決意がみなぎる。

卒業論文を書いた。
適当に書いても単位が出て卒業できるのかもしれないけど、妥協せずに書き切った。
書いた内容は、部活動で成し遂げたかった課題についてだった。
誰かが見てくれて、踏み台にしてくれたらいいなという希望を込めて書いた。

1月
勉強を続けた。
毎日10時間は勉強していた。
腰が痛くて寝れない感覚は受験勉強以来だった。
通過点として、資格をとった。
一年生から勉強していた内容と重なり、大学内での単位認定された。
卒業論文といい、伏線を回収している気持ちになった。

資格をとった後、卒業旅行に行った。
初めてのUSJ、香川にいった。
本当に楽しかった。
1人での移動で、トラブルはあったが、その分成長できた気がする。
関西、関東での人の雰囲気の違いを感じるいい経験にもなった。

2月
続け様に
部活の同期と沖縄旅行にいった。
あったかい気候、綺麗な海、文句なしの旅行だった。
部活中のモヤモヤを忘れてはしゃぎ倒した。

ハッカソンという、短期間でアプリ開発をするイベントに二度参加した。
アルバイト先の同期との挑戦で、お互い素人のため、結果は散々だった。
しかし、座学で学んだ内容が骨とした時、ハッカソンでの実践で肉をつけることができたと感じ、挑戦した分得るものはあった。

中学の同期が家に泊まりに来た。
1週間シェアハウスをし、男同士でディズニーに行った。
同期が帰った次の日、地元から彼女が泊まりに来た。
手料理や外食。とにかく美味しいものを食べた。
幸せな日々だった。

4年の2月は学生生活の走馬灯だとどこかで見た。
まさに走馬灯のような日々だった。
そして、なんだかんだ学生生活で友達に恵まれたんだなということに気がついた。今まで仲良くしてくれたみんな本当にありがとう。

3月
お金がなくなったので、お金のかからない遊びをしている。
こうやって自分の行動を振り返るのもその一環だ。

読書にもハマった。図書館で借りればタダで助かる。
社会人になってからできないこと、というか、やる意義を感じにくく、避けてしまうかもと思い小説を選んだ。
腰を据えて小説を読んだのは、中学以来だった。
活字を追う楽しさ、ミステリーの推理、キザないい言い回し、全部が懐かしく、忙しさを言い訳に失っていたものがあったことに気がついた。
残り学生でいられる時間は短いが、存分に活用して、全部を丸っと楽しみたいと思う。


これで大学生活は終わり。
本当にあっという間だった。
生きてるのか死んでるのかわからないような時もあった。
自分が嫌いになる時もあった。
でも、終わった。
「なるようになる」
同期の言うとおりだった。

大学生活は、目には見えない生きるために必要な成分を全身で吸収した毎日だった。

悔いはたくさんある。
だから、次に繋げる。
後輩たちが悔いを残さないようなサポートと、私が次また後悔しないように、就職準備。
頑張ろう。

yamamoto


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