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大学進学で東京に来て気づいたこと-来春上京者に向けて-

進学先に迷う高校生、
地方から東京に進学してくる新大学生、
就職で東京に移住する新社会人に向けて、
こんな感じだったよ、という感想。
実際この通りかも、そうじゃないかもしれないけど、参考にしてください。

はじめに

私は2021年に、地元である北海道札幌市を出て、進学先である東京都の大学に進学した2024年度卒業の大学生です。
 私の場合は、キャンパスが基本的に埼玉県、東京都の二つで、かつ、部活動にも所属していたため、一般的な「東京の大学生」とは少し異なるのですが、それでもみなさんが知りたいリアルな情報を持っているのではないかと思い筆を取りました。
 何かご質問等ございましたら気軽にしていただけると幸いです。

 本記事では、地元である札幌と進学先である東京を私個人の価値観でアバウトに比較し相違点を明示したのち、東京の大学に進学し、東京で生活してみて良かった点、悪かった点について言及します。あくまで、東京の大学に進学したパターンの私からの意見しかなく、ポジショントークとなってしまう点をご理解の上閲覧ください!!


以下見出し解説
地元と同じ→良い悪いは置いておいて、同じであったと感じた点
〃と違う→〃、違っていたと感じた点
東京で暮らしてよかった点→振り返って、特にここがよかったと感じた点
〃、悪かった点→〃、特にここが悪かったと感じた点



地元と同じ

  • 遊び方
    意外かと思われるが、地方である地元と東京での遊びはあまり異ならなかった。やはり結局遊び場があっても、遊び自体が好きでないと遊ばない。
    大学生でいうと、酒、サウナ、温泉、ドライブ、カラオケ、映画、ダーツ、ビリヤード、ボーリングなど東京にいるからといって特別なことをするわけではなく、結局どこでもできることをやっていた。

  • 世間の狭さ
    地方にいた時、近くの街に行ったら誰かがいた、もしくは、たまたま知り合った人の友達の友達が私の友達だった、ということは多かった。東京は本当に人が多い。しかし、実際関わる人の領域は狭いため、結局「世間は狭いなぁ」となることが多かった。

  • 地元最高!がいる
    東京という街の住人は、色々な地域から集まっており、東京=サラダボウルといったイメージが漠然とあったが、実際そのような状況なのは都会の中でもごくごく一部だそうで、私が住んでいた23区外では「東京が地元」で「地元最高!」な人がいて、イメージとのギャップを感じた。「地元最高!」がどんなタイプの人なのかはなんとなく想像して欲しい。

地元と違う

  • 親が大企業役員or社長の多さ
    聞いたことのある企業の役員や地方で企業経営をしている親を持つ方が多かった。大学内だけでなく、アルバイト先でも何人か見かけたので傾向としてあるのかなと思う。ただだからってなんだというわけではないのであまり警戒しなくて良い。

  • 地域の活気
    人が多い故に、個人経営の飲食店が多く、そのおかげか、お祭りも多かった。夏には駅前で大きなお祭りが行われており、どこにそんないた?と聞きたくなるほどの人で溢れてた。寂しい地元で生活していた私にとってカルチャーショックだった。

  • 歴史スポットの量
    歴史的に有名な場所が多い。渋谷などの街に行くともちろんのこと、田舎の方に行っても、この用水路はなんとかの改革で・・・といった看板が貼ってあったりする。最も、私の地元は日本史にほとんど出てこない北海道だから、特別違うなと感じただけかもしれないが。

東京で生活して良かったこと

  • 東京での生活を部分的に知れた
    3年と短い間だったが、なんとなくの「東京」を知れた。そして、私自身が社会人として東京で生きていくべきか、判断する材料を集めることができた。地元の友達が遊びに来た時、観光ガイド的なムーブができるほどにまでなった。何回やったかわからないからね・・・。

  • たくさんの遊びを楽しめた
    高円寺にふらっと服や本を見に行ったり、吉祥寺の映画館に足を運んだり、週末にはディズニーに行ったり、時間効率がよく遊べた。
    地方だと、同じことをしたいと思ったら、車出して時間をかけて街に行かなければいけないところを東京では電車、バス一本で着くことが多かった。

  • 作品の舞台に慣れ親しめた
    映画や漫画、小説などで出てくる地名は圧倒的に東京が多い。
    今までは東京の地名が出てきても、「あー都会ね」といった解像度だったのが、「ここ馬場行く時通るな」とか、「ここ友達住んでたな」みたいな身近な話として解釈できる。せっかく用意された舞台設定を身近で感じられて、物語に少しだけリアリティが沸くようになった。

東京で生活して悪かったこと

  • 絶妙な友達ばかりできた
    人があまりに多いが故に、一人一人の関係性が希薄だったように感じた。
    友達の友達、友達の彼女、友達の彼女の友達、大学のよっ友、よっ友の友達、など多くの知り合いはできたものの高校時代レベルの「友達」はほとんどできなかったように感じた。大学はそういうものだorお前が特例だ、と言われるとなんも言い返せないが・・・。

  • 劣等感に苛まられることが多かった
    端正な顔立ち、進学校出身で頭も良く、親が社長、帰国子女みたいなフルスペックの同級生、
    自分の道を切り開こうと努力を続ける同級生、
    類稀な発想と幼い頃からの努力で羨ましい結果を手にした後輩、
    何も持っていないにも関わらず、努力もしない私。
    ただ普通に大学生をしていただけで、劣等感を感じることが多かった。
    (もちろん一時的にだけどね)

まとめ

地元での生活ほど東京でのそれは甘くない。これは間違いない。
時には気づきたくなかった辛い現実を見せつけてくる。
それでも、大学生活を東京で過ごす価値は間違いなくある。
少なくとも私はこの選択に後悔していない。

興味と覚悟があるなら、足を踏み入れることをお勧めする。


yamamoto

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