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「1/30,31のFOMCは大方の予想通り、12月のFOMC後の推移のように市場は反応しそうな気がするが」/リスクは昨春の米銀破綻の後始末、3月マネー需給がタイトになるときまた起きるか米銀問題?

先週のFOMC

1/30,31のFOMC(米国FRBの金融政策決定会合)は、いろいろな形で報道されましたが、基本的には大方の予想通り利上げも利下げも無く3月の利上げの可能性は限りなく低くなりました。
雇用情勢や物価などの指標もこれに合わせるような数値が基本的にはシナリオ通りに運んでいるように見えます。

これを受けてか、事前の思惑通りにか、長期金利は低下し、米国株式は上昇しています。
しかし、FRBは今後起きるどのような事態にも対応すべく経済及び市場を注視している、ということだから、逆に何か起きるかもしれないとも取れます。

昨年3月米銀破綻危機の後始末、マネー需給に問題が示唆されている

その危機の種とも目されているものに、以前に引用した下記の記事記載の昨年3月の米銀破綻の危機の後始末が有ろうと思います。
最近、この件関係でのニュースがまた時々出るようになっています。

以前から不動産関係の焦げ付きの観点で米地銀の危機があるとのうわさはかなり前から流れていました。
まだ二月の初めですが、徐々にニュースが増えてくるものと理解しておいた方が良いでしょう。
その内容によっては、昨年の危機時のようなことが起きる可能性が有ります。昨年三月は、ニューヨークダウのチャートからは、2000ドルくらいの下落があったように見えます。当時、FRBも米財務省も迅速に資金供給を行い、事なきを得ていますので万が一今回起きたとしてもそうなるよう祈りたいところですが、どうなるでしょうか?
昨年と同様の対応があれば、マネー需給に問題は無くなり、昨年3月以降株価が上がっていったことを思えば、その先は同じように期待できるのかもしれません。

今年の春も米国の金融経済に最注目!

以上述べてきたように、今今、VIX指数も非常に落ち着いていて、米国株がかなり積極的になっており、それにつれて日本株もかなり調子が良いです。
が、先に述べた米銀の問題が起きる可能性は十分頭に入れておいた方が良いと思います。
米国の金融経済に十分なる注目するよう、お薦めします。



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