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「政治資金キックバック問題は、後ろで糸を引く黒幕の存在可能性大」/ロッキード事件の時も反対尋問無しの違法裁判がまかり通ったことを忘れてはいけない。また安倍氏は会長就任時このことの修正を指示していたとのことが明らかになりました。

敢えて覚悟して言うが、政治資金キックバック問題のきな臭さ

この政治資金キックバック問題については、道徳的視点での批判ばかりが先行しているのを感じます。法的観点をきちっと踏まえた報道がほとんどありません。
こういう問題の時は、いつもそうです。これは誰それの不倫問題を批判する、といったワイドショーと同じです。

こういうときこそ、気をつけなければいけないと思います。
東京地検特捜部が動いているということが盛んに強調されて報道されますが、これも世論誘導でないかという気がします。
また、東京地検特捜部というのは、後述するように非常に怪しい部分を持っています。注意すべきです。

ロッキード事件(田中角栄氏を中心とした金権政治に対する批判)のときも

かつて、半世紀ほど前のことですが、ロッキード事件というものがありました。
この事件は、日本に非常に大き化禍根を残しました。
1)米国の言うことを聞かない政権がどういう揺さぶられ方をするのか、ということ、
2)日本という国は付和雷同性が有る国民性で空気に染まると違法な裁判で一国の首相(田中角栄氏)をも有罪にするということ、
です。

1)は、米国が日米の経済交渉などで田中角栄首相が手強いものだから、ああいう事件を仕掛けたと言われています。
ロッキード事件の真相に一番近いでしょう。

2)は、田中角栄氏は、東京地検特捜部に起訴され、裁判にかけられたわけですが、証人に対する反対尋問という裁判手続きでも最も重要と言われるプロセスを抜きにして有罪判決を下されました。
その時の世論が、反田中一色だったからです。
このとき言論界で反対尋問の無い裁判など無効だとの論陣を張って、一人頑張ったのが、保守言論人である渡部昇一上智大学教授でした。
今となっては、渡部先生の主張が正しかったことが、はっきりとわかっています。

今回の問題についても、法的な観点をきちっと議論すべきだし、適法な裁判により裁かれるべき

今回の問題について、こういうことを言うと非難を受けるかもしれませんが、空気でことを進めることがいかに危険か、よくよく考えるべきです。

12/10の産経新聞で月刊「HANADA」の編集長花田氏は、今回の裏金事件は法に照らして有罪に出来ないのではないか、という政界に通じる法曹界の一人の意見を掲載しています。

そして、新聞も、政治資金規正法を改正すべし、という論調が散見されることです。改正すべきであるということは、裏を返せば、今回の問題は法に違反していない、とも言えることになります。

そして、今日、夕刊フジで岩田明子氏のスクープ記事が

そして、今日さきほどXに掲載されていましたが、2021年11月に安倍さんが細田派の会長に就任したときに、この問題を知り、修正を指示していたということが岩田明子氏のスクープにより明らかとなりました。

安倍派の不祥事のように、メディアは「安倍派」、「安倍派」としきりに報道します。もうこれなどはプロパガンダに他なりません。
安倍さんは、首相退任後の2021年から昨年暗殺されるまでの短い期間、会長に就任していたに過ぎないのです。

そして、岩田明子氏が明らかにしたように、この問題についていち早く会長として修正の指示を出していた、ということもぜひ知っておくべきでしょう。
この、いわゆる裏金或いはキックバック問題は、自民党内の他派閥にかぎらず野党なども十分に疑惑のある問題です。
そこのところも法的に違法とはっきりしていることではないことを示唆しています。

この問題に限らず、安倍さんが参殺されて以来の一年余り、
安倍さんが生きていれば、という念を本当に禁じることができません。

日本の政治が混迷の度を深めています、何とかしなければいけません。日本ため、日本国民のため。






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