ホラーではないが、わたしには十分ホラーちっくでした。（怖いの苦手）
小説が原作ですが、わたしはマンガで読んでいます。コミック派なので原作の結末を知りません。
コミックは3巻まで発売され、片淵柚希と主人公（オカルト専門ルポライターの女性）が本家に行き、間取りを確認しているところ（最後に顔が見えない若い男性が本家に行くためにタクシーに乗り込んだ。）まで読んでいます。
ここまででマンガと映画の違いはというと、主人公の性別と職業、柚希の従兄弟が本家で死亡したエピソードがカット、すでに病死している叔父が生存（妻子がいたが、未婚の設定？）
それ以外にも細かいところで端折ったりしています。
私は話し全体の1/3くらいしか知らないと思うので、従兄弟が死んだエピがカットされているのは驚きでした。なんとなくこれが柚希のお姉さん失踪の原因になっている気がしているから。
見終わってから、並びの女性2人組さんが、全然違った、と言っていたので、後半部分もかなり違うのでしょう。
わたしはなるたけ原作とは比べず、作品としてつじつまが合っていて、その中でキャラがぶれなければ良しとする、としていますので変な家もそういう視点でいこうと思います。
売りに出された姉夫婦の家の内部が荒れている。子供部屋の床に無数のひっかき傷が残っているなど、いまどき修繕してから売り出しますよね。そもそもなぜ真っ昼間に堂々と入れる？
主人公が襲われるシーンが終始、夢落ちみたいに思えた。実際に襲われて気を失っているパターンなのですが。
そしてカットとカットの間が数時間とんでいる？みたいな印象を受ける箇所が数カ所。
本家の人間は家と共に焼け死んで、片淵家にふりかかっていた怨念というか悪行は終わるって感じで落ち着くが、最後の最後、柚希の母（斉藤由貴）と姉の会話で大団円ではないことに気づく。
結末はそれでも良いけど、途中途中の演出はもうちょっとやりようがあったのでは？と思ってしまう。
八墓村っぽい演出やら有るけど中途半端。
なにより襲われるシーンが不自然・・・だから夢落ちか？って思うわけですよ。
う～ん、う～ん、原作のエピソードから何をカットしたのか、それにより作りが決まったのだろうから、早く原作の続きを読んで、カットされた箇所を知りたい。
半年くらい前に映画の予告を見た時からとても楽しみにしていたので、ちょっと残念だったな。