見出し画像

カラフルインテリアにおける黒について

カラフルなインテリアが好きと言っているのに、黒の話をさせてください。あと、頭の中にある偏見を取り除く、ということについて。

白か黒か、あなたはどっち?

私がまだインテリアに本格的にはまる前のこと、もし家具や雑貨などで白か黒かを選択するとなったら、迷うことなく白を選んでいました。
何故か?
多分、白は軽やかで、明るい印象になるだろうと思ってのことだったのでしょう。あと何にでも合うし。
いやもしかしたら、黒は自分の色ではないと勝手に判断し、無意識に排除していた気もします。
黒は重々しくて、「男らしい」色だから、私の部屋には合わない、というような。
あと、家具のほとんどは木目のもので、金属の家具も避けていました。木目のものは温かみがあるけれど、金属は寒々しい印象な気がして。
黒と金属が存在している部屋となると、もう完全に自分の趣味から遥か彼方の異空間と認識していました。「黒と金属」と聞いてぱっと思い付くのは、そうですね…
黒いテカテカしたレザーのソファに、ピカピカのクロームの脚がついたガラスのコーヒーテーブル、その下には白いモフモフのフェイクファーのラグが敷いてある…それは言うなれば、「チャラい若手実業家の部屋」(完全なる偏見&イメージが古い)。

別に黒のレザーソファに文句があるわけじゃないんですけどね

前に住んでいた部屋での出来事

でも、今の部屋に引っ越す前、これらの偏見が消える出来事があったんです。
ソファの横にサイドテーブルが欲しいと思った私は、ニトリでスツールを買いました。座面は白か黒かの二種類だったのですが、特に考えることもなく白を買いました。

ニトリの名品もしくはArtekのパ◯リ。今は子供の踏み台として活躍中

しかし、家に帰ってきてからソファの横に置いてみて「あれ?」となりました。何だか空間に合っていないのです。そして同時に、「あ、これ黒の方が合ったわ」と気付きました。
この時に、白は必ずしも全ての空間に合うわけではないと学びました。
そのスツールは別のところで使うことにして、改めて黒のサイドテーブルを探しました。

山崎実業のサイドテーブル

黒、そしてスチールという今まで選んだことのないタイプの家具でしたが、空間にすっと馴染みました。

得た教訓は?

黒は必ずしも重く見えるわけではないし、「男らしさ」が炸裂するわけでもないし、むしろカラフルな空間を引き締める効果があると思います。そして、自分は白よりも黒を効かせる方が好みだということにも気づけました。
あと金属は、確かに木ほどの温かみはないかもしれませんが、シャープでクールな素材が空間に変化や面白みをプラスしてくれるし、同時に木の温かみも引き立てててくれると思います。

axcisのブラケットライトは最初白にしようとしましたが、この壁紙には黒で正解だったと思います
インターフォルムの照明。黒というよりはチャコールグレーですが。

これはインテリアに限らず、ファッションなどにも言えると思いますが、無意識のうちに頭の中にバリアを設けて、「これはやらない」「これは私向きじゃない」と自分の視野を狭めていることってあると思うんですよね。でもやってみると意外に自分の好みだったりして、そういうときにちょっと自分がレベルアップする感じがします。ちょっとだけね。
そしてレベルアップするためには知識だけじゃなくて、実際にやってみることが重要!財布と相談しつつだけどね!

補足

さっきから金属はクールなイメージという前提で話を進めてきましたが、それはあくまでシルバー系や黒の金属で、真鍮や銅は温かみがありますよね。こういう暖色系のメタルも好きです。

銅製の時計

あとメタルは厚さも重要で、お好み焼きを焼くときのごつい銅板みたいなやつだとさすがに重く見えると思います。

例えとして適切かはわからない

 個人的には薄いメタルが気軽に取り入れやすいのではと思います。

これも山崎実業のtowerのゴミ箱

あとうちにはないんですが、細いワイヤーで組まれた雑貨なんかも良さそうですね。いつか試してみたいものです。

それではまた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?