三浦えん

自分にとってバイブルのような本と出会えることは、幸せなことだ。広田靚子さんの本との出会…

三浦えん

自分にとってバイブルのような本と出会えることは、幸せなことだ。広田靚子さんの本との出会い。20年も前のことだ。ハーブが当たり前のように食卓に、バラや草花が花瓶に。 教師という仕事を終えるころ、私にも庭づくりの機会が巡って来た。 目指すはキッチンガーデン。丘の上の風に吹かれながら…

最近の記事

私のオールドnikko愛

ヤフーオークションでここ2年ほど、オールドnikko のコーヒーカップセット、パン皿、パスタ皿などを集めている。 コーヒーのセットは、ダブルフェニックスに惚れ込み。赤山水もセット買いし、 シリーズの名前は分からないまま、東洋の絵柄の錦山水のコーヒーセットも手に入れた。 何故こんなに集めたくなるのか? 一つは、懐かしい思い出から。 長野の田舎に古い小さな喫茶店があって、そこでは上品な老夫婦がいつも静かに丁寧にコーヒーをドリップしてくれた。まだコーヒーの味が分からない高校生の私に

    • 畑の天地返し・EMぼかしを使った肥料

       この畑ができてから8年。そのうち3年は留守にしていたので、春の作業は5回目かな。  大根、カブ、春菊、小松菜・・・それなりの収穫はあったとしても、なかなかプロの作物に近づかないキッチンガーデン丘の上。  しかし、私の体の中のDNAは、農耕の始まる季節を察知すると、しきりに畑が気になりだす。実家は農業はしていなかったのに、私の遠い先祖のどこかで土を耕し、種を撒き収穫する営みがあったに違いない。いや日本人だったらみんなそうなのかな?田んぼを見ると美しいと思うもの。  なかなか

      • ザクロジュースのシーズン

        キッチンガーデンのシンボルツリーは、樹齢35年のビワの大木。 ザクロの木は、それより遅れて10年。毎年たくさんの花を咲かせ、ポリフェノールたっぷりの実をもたらしてくれる。 ザクロの実は、絵心のある人なら絶対に描きたくなるフォルムと色。 手を灰汁で黒くしながら、まるで宝石のような実を取り出す。 子どもの頃、この甘さと酸っぱさが大好きだったと、思い出しながら。 果実酒用の大きな入れ物に、ザクロの実、氷砂糖と、順番に入れていく。 宮澤賢治のやまなしのいい匂いのように、ザ

        • 美林にしませんか

           私の家には浄水器が無い。煮炊きするのは、もっぱら水道の水。美味しいコーヒーやお茶のためには、近くの道の駅で湧き水をいただく。とは言っても、カンボジアや中国で6年暮らす以前には、高性能の浄水器が必要だと思っていた。日本の水道水は、体に害が無いのは勿論、味も悪くない。何より信頼できる優れた水道設備とコンプライアンスの裏付けがある。そして、もう一つ当たり前のように信頼しているのが、日本を取り巻く空気の清々しさだ。        ではこの水や空気の清々しさは、どのように形造られて

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