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夢みるオクトパス

ガラス瓶に餌のエビを入れきつくフタをするところを、水槽に居るタコの目の前で行いそれを水槽内へと投入すると、10分後には見事にフタを開けて餌にありついた。
海中には人が生きて居たりビンが流通してたりする訳でもないのに、ちゃんとメカニズムを察して対処してしまった。

このようなタコの賢さの理由の一つは、”目の良さ”があるらしい、無脊椎せきつい動物には珍しく水晶体(レンズ)を持ちとても目が良いのだとか。

さらにタコの脳は、ちょうのような変わった形をしており、真ん中の脳梁のうりょう(?)のような小さな耳栓のような部分の両側には大きな羽のような部分がありその巨大な羽形の部分は「視葉しよう」といって丸々視覚情報の処理を担当する処なのだという。

タコは岩場の奥などに隠れ、そこで眠ったりするのだとか。
そのタコには「静的睡眠」と「動的睡眠」とがあり、実験で使われていたソデフリタコは、静的睡眠時に筆で触っても石灰岩かのような白い色のまま目をつむってビクともしないのだが、動的睡眠のときは黄土色や黒っぽい茶色へと変色するという不思議な変化を見せる。

脳波を見ると静かな静的睡眠時と比べると、動的睡眠のそれは覚醒時と同じような活発な動きを見せた。
論文でサムライだ教授、じゃなくて、サム・ライター准教授は、レム睡眠やノンレム睡眠のような様態を見せており、タコは睡眠時に夢を見ている可能性があるのではないかと述べている。それによって学習・記憶を高めているのではないかと。

果たしてタコは夢を本当に見ているのか?
などと言いつつまたらいね~ん、良い初夢を~!

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