見出し画像

休日は効率化を求めない

私は仕事が好きだ。もちろんいやなこともあるけれども、基本的にやりがいを感じている。なかなか難しいときもあるが、できるだけ時間を見つけて勉強して知識をアップデートしているし、どうしても子供のことで休んだり早退したりが多いので、勤務している時間は人の倍働くよう意識している。
to doリストを作り、隙間時間を無駄なく使う。ショートカットキーやテンプレートの利用は必須。よく調べることはまとめてメモして、いちいち調べないようにする。
実際倍ではないだろうけど、とにかく効率化を意識して、密度濃く働いているつもりだ。

でも、休日になると生き方は一変する。理由は、子供に効率化を求めるといらいらするし、効率化した結果自由時間が増えたら遊びに行く先が増えたり、子供と向き合って長時間遊ぶ必要がでてきてしまい、疲れるからだ(私は悪い母なので、あまり長時間子供と向き合っていると飽きて疲れてくる)。ので、むしろできるだけ時間を引き延ばし、のんびり過ごす。

朝は、自分は一人時間が欲しいので一定の時間に起きるが、子供たちは決して起こさない。子供たちが起きてきたら、朝ごはんを出すけれども、どんなにだらだら食べていても、急かさない。こちらから起こさなくても、子供たちはそこまで寝坊してくれないので、児童館が開いたりイベントが始まるまでけっこう時間があるからだ。しかし、それまでの間は家で平和に過ごしたい。公園でひとしきり遊んだあと児童館に行くなんて無理だ。おうち飽きちゃった、公園行きたーい、などと言われないよう、言われても「~がもう始まっちゃうからそっちに行こう!」と言えるよう、なるべく時間を引き延ばす。
ごはんを食べたら、食洗機や洗濯機のスイッチを押させたり、たたんだ洗濯物を持って行ってもらったり、結露を拭いてもらったりする。実際役に立つレベルではないが、まだ家事の手伝いが楽しい年ごろなので、それでけっこう機嫌よく過ごしてくれる。そしてボタンを押すだけでも「このボタンなに?」とか聞いてきて、答えているうちにいい感じに時間がすぎる。
ある程度の時間になったらお出かけする。子供たちは道端のいろんなものが気になるし、バスや電車は乗っている、なんなら見ているだけでも楽しい様子だ。そもそも混むようなところにはいかないので、到着時間を気にする必要はない。
子供、あるいは私が疲れてきたら、お昼は外食か、パンなどを買って出先でつまむ。うまくいけば、帰宅してお昼寝。元気な日は、一時帰宅するがそのままもう一度お出かけだ。午後もやっぱり寄り道を気にせず、とにかく子供が機嫌よく過ごすことを一番にする。
夜も、お手伝い。味噌汁に味噌をとき入れてもらったり、お風呂のボタンを押してもらったりして時間を引き延ばす。寝る前には絵本を読むが、眠気を誘うよう、ゆっくりペースを調整しながら読む。

そうして、平日になると、また効率化・時短の世界に戻るのだ。
最初はこのギャップにうまく適応できなかったが、これがオンとオフの切り替えか、と最近は腑に落ちている。

#休日のすごし方

この記事が参加している募集

休日のすごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?