野草デビュー 70イノコズチ(No.89)北鎌倉野草観察会編11


北鎌倉のイノコズチ

イノコズチを知らない。草も名前も初めてです。

イノコズチ群生

北鎌倉では周囲全部、草木で緑色。
初めて見る、聞く植物ばかりでした。
名前を覚えられないし、バシャバシャ撮った写真も何が何だかわからずにそのままアルバムに保存しています。

走り書きしたメモ(植物の名前)を見返しながら改めて写真と照らし合わせているところです。

それでも9月初旬に教えてもらった北鎌倉の植物たち(ピンと来た植物)を近所の遊歩道で見かけてうれしい毎日を送っていました。


遊歩道のイノコズチ

教えてもらったイノコズチとは知らずに
1週間後、遊歩道で見つけた野草をみちくさ部に尋ねました。
答えはイノコズチ!
びっくりです。北鎌倉観察会の野草が全く頭に入ってなかったんだなあと反省でした。


10日後のイノコズチ
歩いていたら夕方になってしまったイノコズチ

野草の道は遠くて険しいなあとつくづく。

中村臣市郎先生「家庭で使える薬草107種」より
イノコズチ
本州以南の日本各地に見られる雑草で、荒れ地や山地、林道沿い、山道沿いに自生している多年生草木です。
秋から冬にかけて草むらに入って、この実が衣服につき困った経験のある方も少なくないのではないでしょうか。
くさやぶをあちこち駆け回って遊ぶ犬の子にくっつくので、犬の子づきからきた名ともいわれています。

根は太く白い色をしており、ひげ状。
茎は正方形で固く、節が太くてまるで牛の膝のよう。
高さは1mにもなります。
葉には柄があり、楕円形で先がとがっており対生しています。
夏から秋にかけて茎の先や葉元から花軸を出し、穂状花序に緑色の小さな花をつけます。花が終わると下向きに長楕円形の果実をつけ、簡単に花軸を離れて衣服などにくっついめ遠くへ運ばれます。
💚🌱☘️分かりやすい💚🌱☘️

牧野富太郎原色学生植物図鑑より

イノコズチ
山野・路傍至るところに普通な多年草。
茎は方形で剛く、高さ90cmに及び枝を対生し節は高い。
葉は有柄・対生・楕円形で尖り、長さ5~15cmで毛を散生する。
夏秋の頃、茎頂及び葉腋に細長な花軸を出し、緑色の小花を穂状花序につけ、3苞片があって先端刺状をなし、うち2本は基部に膜質倒卵形の突起がある。
がくへんは5片・大小不同の皮針形で外側の者は先端鋭く尖る。
5雄葉があり、基部は合体して花絲間に短突起がある。
雌葉1本・子房は楕円形で頂に1花柱がある。
果実は長楕円形で同形の宿存中にあり、花軸を離れて衣服などにつき易い。
根は薬用。
💚🌿💚詳しい💚🌿💚


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