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野草デビュー 187 カキドオシ

薬草教室で出会った一番の野草。
カキドオシは薬草として佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物」1集に載る薬草です。
うわぁーカキドオシ!
達人さんがくれたカキドオシの葉っぱ
香りがハーブ系。いい香り。食べてみてもハーブ。うん!いける!
でも
素人には
教えてもらっても他の野草と一緒だとワケわからない

カキドオシとヒメオドリコソウ

上がカキドオシで下がヒメオドリコソウ。
同じところに同じ様に生えているので同じに見える。
で、
間違えてヒメオドリコソウを食べてみたら不味い
???????
達人さんが分かりやすいように葉っぱを並べてくれました。

カキドオシ(下)とヒメオドリコソウ(上)

一目瞭然ではあるけれど

ヒメオドリコソウ

やっぱり同じに見える。何度見てもわかりません。やっとGooglelensでヒメオドリコソウと判定で納得。
レースのような丸みのある切れ込み葉っぱを持つのがカキドオシ!

牧野富太郎学生版原色植物図鑑続野草編より

カキドオシ(カントリソウ)
路のふちによく見られる多年生のつるになる草本。
こまかな毛が全体にはえ、香気がある。
茎は細い四角の柱で地上をはってのび、よくしげる。ふしから、よく根が出る。
葉は柄があり、むかいあって茎につき、まる形でふちはまるく波うっている。
4~5月ごろ、15cm以上茎が上にのびて、葉のもとにうす紫色のくちびる形の花が咲く。
下のくちびるはひろく、紫の点がある。
おしべ4本のうち2本が長い。
花がおわると、この茎は地上をはうようになる。
和名は''垣根をくぐりぬける''意味。

カキドオシ説明ウイキより
😍⤴️⤴️詳しい説明

カキドオシ(垣通し・垣通)とは、シソ科カキドオシ属の植物の1種。別名、レンセンソウ(連銭草)、カントリソウ(癇取草)ともよばれる。
目 : シソ目 
科 : シソ科 
属 : カキドオシ属 
種 : カキドオシ
亜種 : カキドオシ 
和名 カキドオシ(垣通し) 

写真はウイキよりお借りしました

和名カキドオシは漢字で「垣通し」と書き、生け垣の下などで、隣接地から垣根を突き抜けるほど、勢いよく伸びてくる様子に由来する。
丸い葉が並んで見えることから、連銭草(れんせんそう)という別名もある。 
小児の癇の薬にする薬草にするところからカントリソウ(癇取り草)、カンキリソウ(癇切り草)という別称もある。
地方により、カイドトオリ、ゼニクサ、ツルハッカ、バテイソウ、ミソバナのほか、ヤマスミレ(青森県)、モーセン(秋田県)、カジバナ(新潟県)、アサッペイ(島根県)、カキドクサ(熊本県)などの方言でも呼ばれている。 
学名の Glechoma hederacea は、属名からハッカの一種につけられたギリシャ名 glechon に由来し、種小名は「キヅタ(木蔦)に似た」という意味からきている。 
中国植物名は日本活血丹(にほんかっけつたん)、金錢薄荷。
漢名では馬蹄草と書かれ、連銭草、積雪草は誤用だとする説がある。

分布・生育地
日本の北海道・本州・四国・九州に分布し、海外では朝鮮半島、中国、台湾、シベリア、アジアの温帯域に分布する。
原野の草地、野原、土手、道端、畑のわき、庭などに、ふつうに自生する[。
浅根性で乾燥は好まない性質で、生育地は日当たりの良い適度に湿った土地を選ぶ。
半日陰でも生育し、茎をよく伸ばす。 

形態・生態 
つる性の多年草。
茎や葉の全体に細毛があり、爽やかな香気がある。
茎の断面は四角く、はじめ花がつくころは5 - 20センチメートル (cm) ほどの高さに直立するが、花後は茎が伸張するに従ってつる状になり、地面を這うように長く伸びて、節の所々から根を下ろして、長さ1m以上になる。
所々からでる横枝は時に多少立ち上がって高さ30 cm前後になる。 
葉は対生し、長さ1.5 - 10 cmの長い葉柄がつき、葉身はスイレンの葉のような円形から狭い扇形を切り取ったハート形で、大きさは長さ1.5 - 2.5 cm、幅2 - 4 cm、葉縁にはギザギザのある浅い鋸歯がある。
一般に春の葉は小さいが、夏の葉になると大きくなる。
柔らかく、しわがあって毛が生えている。
葉は揉むと強い香りがある。 
開花期は春(4 - 5月ごろ)で、対生する葉のつけ根から1本ずつ花が出て、1 - 3個(ふつう2個ずつ)並ぶ。
花色は薄い紫から淡紅紫色でよく目立ち、唇形で長さは約20ミリ。
花の下唇は4裂して、内面には虫を呼ぶための目印となる濃紅紫色の斑点とちぢれた毛があり、この斑紋や花色には個体差がある。
萼は筒状で、長さは8 mm、5深裂して先が鋭く尖る。 

茎葉 
写真はウイキよりお借りしました
花(群馬県みなかみ町、2007年5月)
写真はウイキよりお借りしました

利用 
カキドオシは、食べられる野草として知られる。茎や葉を乾燥させたものは、お茶代わりに飲めば健康維持やダイエットに良いとし、各地で特産品売り場などで販売もされている。 

食用 
 春の若くてやわらかな茎葉と花は食用することができる。
採取時期は暖地で3 - 4月ごろ、寒冷地では5月ごろが適期とされ、花が開く前のやわらかいものは根元から、少し伸びたものは先端を摘み取って利用する[13][5]。灰汁は少ない方であるが、塩を少し入れた熱湯で軽く茹でてから水にさらし、細かく刻んで和え物やおひたしに調理される[14][5]。生のまま、他の野菜と一緒にサラダにも使える[13]。花を咲かせたころのものは、衣を付けて天ぷらにする[5]。葉や茎を揉むとハーブのタイムに似た芳香があり、茹でたスパゲッティに刻んだカキドオシを混ぜ込んで野趣あふれる一品に仕上げるといった使い方もできる[5]。乾燥したものを小袋に入れてホワイトリカーに3か月ほど漬け込むと、健康酒になるとされる[13]。
園芸 編集 栽培変種に葉に白斑があるものがあり[14]、ヨーロッパ原産の斑入り種は見た目の美しさから、属名の「グレコマ」という名称で、園芸やグランドカバー目的に栽培、販売がされている[4]。主に、花壇の縁取りやロックガーデンなどに植えられる[14]。 


 

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