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メダロット3をレビュー


前作より大幅に進化した。カブトバージョンで行きます。

2やRのレビュー。こちらも参考に。


○ゲーム情報

  • ゲームハード GBC(GBAで遊ぶことは可能だが、SGB、GB、GBPでは不可)、バーチャルコンソールは未配信だが、3DS、Switchはクラシックスで遊ぶことが可能

  • 価格 4515円(オリジナル版)、5280円(クラシックス3DS版)、5478円(クラシックスSwitch版)

  • ジャンル RPG

○ゲームの登場人物

2・Rから登場

  • 天領イッキ 主人公。苗字は天領で固定だが、名前は変更可能。本項ではイッキで固定。ゴッドエンペラーとの戦いから1年後、メダリンピックに参加すると決意をしたが、謎の怪電波でメダロットのデータがメタビーorロクショウ以外は消えてしまうという事態に。しかし、それにもめげずにメダリンピック優勝を果たすために前進する。

  •  甘酒アリカ 今作のヒロイン。イッキの幼馴染。やはり彼女も同じように相棒のラストセーラー以外は消えてしまって、1からやり直しという事態になっているが、めげずに前進していく。ゲーム途中で彼女がイッキのメダロッチを持って、主人公になるシーンがある。

  • 辛口コウジ イッキのライバル。途中までは2のスミロドナッドを使っていたが、新型のエクサイズを使っていく。彼もアリカと同じく、ゲーム途中でイッキのメダロッチを持って、主人公になるシーンがある。

  • 純米カリン コウジの幼馴染。病弱設定はどこかに行ってしまったお嬢様。イッキたちの旅にも普通に同行している。

  • アワノハチロウ コウジ、カリンの幼馴染で、コウジより頭1つ小さい小柄な少年。2の事件より改心しており、主人公にとあるものの弱点を教えてくれる。典型的な金持ちキャラで地下都市への投資もしている。

  • スクリューズ キクヒメ、イワノイ、カガミヤマの3人組。いつもは男勝りで、イワノイとカガミヤマを尻に敷くキクヒメだが、とある人物に出会い、恋に落ちるという乙女チックな一面がある

  • メダロット博士とナエ 前作と同じく、イッキの活動を陰ながらサポートする大人たちで、メダロット博士は黒いメダルやミニミニマシーンを調査し、ナエはサイカチスorドークスをくれる

  • アガタヒカル(レトルト) 2で正体がわかってからもレトルトと活躍している。R同様にアークビートルを使ってくる。

  • アキタキララ(レトルトレディ) 2で正体がわかってからもレトルトレディとして活躍させているが、愛機を今までのセーラーメイツではなく、2のあの方を従えている。どうしてこうなった

  • ニモウサクユウキ 天空都市にパディ同棲している。初代のヒカルのライバルだった男。コウジとは違い、ハチロウをそのまま大人にしたような金持ちキャラ。

  • トックリ 今回はセレクト隊の隊長に昇格しているが、ロボロボ団の脱獄を許すなどやはり頼りないが、前作とは違い、良心的な男なので、手柄は奪ってこないので、妨害はしてこない。

  • セレクト隊 毎度頼りない警察組織でRと違い、語尾に〜であります。が復活している。

  • ミスターうるち Rにはしっかり明記されていて、通信対戦時は対戦画面に彼が出てくるが、2ではメダロッ島の似たような男であまり明記されていなかった。今作から、戦闘開始ではなく、彼が全ての戦闘において、フルボイスでロボトルファイトも言ってくれる。

Rには登場しなかったが、2には登場

  • サケカース ロボロボ団のボス。セレクト隊に逮捕されていたが、牢獄で一生懸命掘っていたら、とんでもないものを掘り当ててしまい、そのとんでもないものの力で部下と共に脱獄してしまう。一般団員と違い、サケカースを初め上層部は顔はむき出しなのに宇宙空間に漂っていられるのは相当タフネスなのかもしれない。

  • スルメ ロボロボ団の女幹部で、サケカースと共に脱獄。ストーリー後半に登場する。やはり癖のある女性型メダロットを愛用している。

  • サラミ ロボロボ団の子供幹部で、サケカースと共に脱獄。メダリンピックにも参戦していて、そこの小学校の生徒からあっさり受け入れられていた。

  • シオカラ ロボロボ団の老人幹部で地下街で初登場し、そこから幾度かロボトルをする。

  • メタビーorロクショウ 前作はヒカルのメダロットとして登場していたが、今作はイッキのメダロットなので、全くの別機体。デフォ名なのでイッキ同様に最初に好きな名前に設定できる。唯一、イッキのメダロットの中では怪電波で消されず、レアメダルのためにスピリット達に狙われてしまう。ストーリーに関係するため、ティンペット(女性型でも構わない)、必ず組み込んでおく必要がある。女性型でもメタビーの姿で登場しているので違和感がある。ロボトルに必ず参加させる必要は無いが、ストーリー上、参加して撃退してる扱いになるシーンもある。ゲーム途中でパーツもサイカチスorドークスに変わるが、便宜上、デフォ名のメタビーorロクショウにしておく。

本作オリジナルキャラクター

  • エレクトラ とある存在が生み出した、スピリット。人間をかなり憎んでいて、片言で話す。不良少女のような容姿をしている。彼女がメダロットのデータを消した元凶。

  • ビリジアナ とある存在が生み出した猫型スピリット。どう見ても猫なのだが、猫と呼ばれるのが嫌で地下都市の畑を荒らし回る。

  • セルリアーノ とある存在が生み出した半魚人のようなスピリットで、カイという海中都市の学生に化けていて、イッキとは友情を結ぶが、カブトクワガタとは正反対の存在を連れてくる。

  • トパージア とある存在が生み出した羽が生えた女性のような姿をしている。天空都市に現れる

  • マーブラー  とある存在が巨大すぎて、身動きが取れないため、自分の分身として動いていたスピリット。

  • スバル イッキの夢に出る辮髪の少年。スピリットたちに苦戦していると何を手助けをしてくれる。

  • ブラックカブトorクワガタ スピリットたちが連れてくる、メタビーorロクショウとは真逆の女型メダロット。女型だと言っても角はあるので、初見では絶対分からない。

  • プリミティベビー 前作の裏ボス。地下都市にいるのだが、巨大化している。イッキはその存在を知っているため、前作で戦った世界線になっていることが分かる。

  • その土地に住む人々 地下都市のセセリ、海中都市にいるウオナ、天空都市のカラスとカモメなどその土地に住む個性的な人々。彼らもスピリットたちの騒動に巻き込まれていく

  • とある存在 宇宙からやってきた存在で巨大過ぎるが故に動けない。マーブラーは彼の分身だが、別個にメダロット使役してくる。

〇2やRとの変更点

前作と大きく変わったシステムや多くも存在しており、最初は取っ付き難いものの、後から分かりやすくなった仕様もある。

メダチェンジ

 何よりも真っ先にこれを語らないといけない。
一部変形する機体がある。メダチェンジは姿形も変わり、脚部タイプも変わり、仕様が変わる。途中で状況に応じて、解除することも可能。
パーツの装甲が全て一体化し、デストロイや体制破壊(後述に説明)が無効。右腕、左腕ではなく、ドライブA(頭部と回数は共有しているためよく考えて使うこと。変形前に頭部を使い切るとドライブAは使えなくなってしまう)、右腕と同じ役割をするドライブB、左腕と同じ役割をするドライブCに変わる。ただし、殆どの機体が変形前と行動は変わる。
一部、クラフティモードというものが当時の雑誌、ボンボンに掲載されていたが、あれはストーリー中のみに変形するもので、戦闘中では使えないので要注意。

変形の条件

  • そのメダロットの純正パーツを組むこと。サイカチスならバリスター、ヒューザー、ブラスター、エンプレイスと具合に事前に組んでおくこと

  • 壊れているパーツが一つもないこと

  • シフト変形はいつでも変型を変えられるが、パワー変形はメダフォースが無いと変形できないし、行動の度に10ポイントフォースが失われる(自身でメダフォースを貯めて20ポイント増やしても10減るので、10しか増えないので増やしづらい)。空になると自動で変形解除になるため、変形を維持するには何らかの手段でフォースを増やして置く必要がある。その代わり、シフトに比べると強力な機体が多く、使いこなすと楽。

変形のメリット

  • パーツ装甲が一体化するため、壊されにくくなる

  • 行動パターンが3つから6つに増えるため、選択肢が増える

  • 脚部パーツが変わる機体はフィールドに柔軟に対応しやすい

  • ジャッカルなど変形前が飛行、潜水で、変形後は他の脚部になる機体は変形後は特効(アンチエア、アンチシー)やメダフォースの〜症状の影響を受けない

  • デストロイが無効になる

  •  体勢破壊も無効になるため、援護や反射、ダメージ減少がしやすい。

変形のデメリット

  •  高威力のサクリファイスや光学攻撃に弱く、変形前よりダメージを大きく受けやすい

  • ブラックスタッグのように変形後が飛行、潜水の機体は特効やメダフォースの〜症状の影響を受ける

  • パワー変形は自身でメダフォースを増やすと時間かかるため、メダフォース維持の機体を組み込んでおく必要がある。

 前作との仕様変更

  • 罠が一度に全員置くのではなく、一体一体に置く仕様になった。一体一体置く仕様は面倒だが、考えようにはリーダーには格闘、2号機には射撃という具合に別の罠を張り巡らせることが可能になった

  • 索敵、隠蔽クリアも罠扱い

  •  ロボトルが四角のシャトルランではなく、中央の六角形を目指して、六角形にたどり着くと行動する形式に変更

  • 地形も海岸や荒地などは廃止で整理され、時間が経つとそれぞれの地形で効果が現れるようになった。それが吉と出るか凶と出るか

  • メダル仕様変更。前作はほぼ、全ての行動に射撃、格闘、回復、復活と夥しい量のメダル属性があり、回復と復活が別々のメダル属性だったり、罠とクロス攻撃が別々のメダル属性と煩わしいことこの上なかったが、今作は回復と復活は同じメダル属性、罠はクロス攻撃も全て同じメダル属性になり、回復役が使いやすくなった。メダルもカブトクワガタ以外は全て新規。ぼとるろや猫、?など能力は高いが、どのパーツもボーナスを受けないメダルも削除。

  • メダル熟練度は「設置」、「特殊」、「妨害」が追加され、「その他」は廃止になっている

  • メダル性格も「熱血」や「天邪鬼」と曖昧な表現ではなく、「スピード」(装甲の高いパーツを狙う)や「リデュース」(「治す」「特殊」のパーツを優先的に狙う)など具体的にパーツを狙うものに変更になり、少し分かりやすくなった

  • 同時に2体のメダロットが六角形に着くとメダルの友好値が上がる。高いと行動の成功率が上がる。

  • ティンペットではなく、メダルに名前をつける方式に変更。登場人物に登場しているメタビーorロクショウは最初のカブトorクワガタメダルに名前をつける形になっている。

  • ミサイルやナパームが必中になった

  • 特効も撃つ、狙い撃ちなどではなくメダル属性も援護と同じ形になり、守る行動になったため、狙い撃ちなどのペナルティを受けなくなり、使いやすくなった

  • メダフォースの名前もカイチュンやフラクトレイズなど使うまで効果が分かりにくいものばかりだったが、海中ランド、みんな変動とわかりやすい名前に変更になった。

  • メダフォースもメダルの種類によって効果が固定ではなく、色々な効果が振り分けられ、遠隔地雷(同じレーンの敵か自分をどちらかを機能停止)など実用的なものが増えた。

  • 後述するが、変形以外にも前作にはなかった、新しい行動も追加され、戦術のバリエーションが増えた

  • エンカウントや通常戦闘のBGMが3パターン用意されており、ゲーム開始時の設定で変更できるようになった。

  •  光学無効などの無効パーツは援護行動するようになったので、使いやすくなった

  • 症状は必ず付くようになったが、ダメージは小さくなった

  • 停止クリアなど廃止で症状無効に変更

  • 忍び込み格闘は敵影感知に変更

  • ミニハンドルなどは乗り物というコマンドですぐ出せるようになったが、純正パーツを組む必要がある。


新たなパーツ行動

  • ホームシック 攻撃を受けると時折、強制的に行動選択に移動させられてしまうマイナス症状がついてしまう

  • カウントダウン 攻撃受けると数字がつく。ダメージこそ小さいが、重ねがけをするとついてる数字が小さくなっていく。ゼロになると残り装甲に関係なく全てのパーツが壊れて、機能停止となる。しかし、途中で消されることも多く、準備期間も長いパーツが多いので使いづらい

  • 体勢破壊 変形していないメダロットの反撃、防御、無効、ダメージ減少パーツを壊す。カリンのブレイブナースなどを一撃で破壊できる

  • 症状無効 つけているだけで症状がつかない。症状が付かないということは地形効果のマイナス症状(宇宙の転倒は除く)は入らない代わりに、補助チャージや継続リペアなどのプラス症状も入らないので要注意。行動は割り当てられていないため、選択しても不発に終わる。

  • メダフォースプラント 設置しておくことで行動開始前にメダフォースが貯まるプラントを設置する。パワー変形、メダフォースを多用したい時におすすめの行動

  • ファーストエイド 壊れたパーツがある際に設置しておくと自動的に復活するが、装甲か1の状態なので再び壊されやすく、扱いが難しい。

  • プラスorマイナス症状クリア プラス症状クリアは敵につけることが出来る。補助チャージや継続リペアなどを受けられなくする。マイナス症状クリアは味方に停止、ホームシック、カウントダウンなどマイナス症状を防ぐことが出来る。症状クリアと異なる点は自分以外のメンバーに付けられる。症状扱いなので、プラス症状クリア時はマイナス症状をつける、マイナス症状クリア時にプラス症状をつけてしまうと解除されてしまうので要注意。症状クリアが付いてるメダロットには無効。既に症状がついてる場合は2回で消すことも可能。

  • レベルドレイン 敵のメダルレベルを吸収する。相手のメダフォースを使えなくする、基礎能力を下げられたり、自分のメダルレベルがその戦闘時のみ上がるので、本来のレベルなら使えなかったメダフォースが使えたり、基礎能力が上がる有用な妨害行為。症状ではなく、症状クリアでも防げないので、結構厄介である。属性は治すなので、回復役をバックアップするのに能力する

  • フォースドレイン 相手のメダフォースを吸い取って自分のものにする。パワー変形の天敵でゼロになるとその場で変形が解けてしまう。

  • ダメージ減少 ダメージを減らせる行動。構え行動になるため、体制破壊をすると壊されてしまう

  • 重力制御 症状クリアと同様につけているだけで効力を発揮するので行動は割り当てられないが、このパーツに表示されている威力が充填、放熱になるため、威力0なら戦車でも一瞬で行動できるシロモノ。ただし、パーツの種類が少ないし、女性型はパスワードか、パーコレから手に入れる、3DSやSwitchなら全パーツ入手しかない

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