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仕事は好きじゃないけど頑張れるには理由がある

仕事って難しいよなーと、3月に入ってから毎日思っている。

今の会社に勤めて5年。ほとんどの業務を1人でできるようになった。力を抜くところもわかる。余裕も出てきた。入社したての頃と比べると、楽に仕事ができていると思う。

そんな私は社会人として、次のステップに進むときがきてしまったようだ。

そのステップとは、後輩の教育係である。教える後輩は、昨年末に中途で入社してきた同い年の女性。業務の基本を学んだ彼女は、OJTとして私の隣の席にやってきた。

正直荷が重い。私はまだまだ下っ端の人間だし、教えるなんてとんでもないと思っている。でも、気がついたら後輩が増え、教えることから逃げられない立場になっていた。

そんなこんなで、教育係になって2週間になる。後輩からの質問で自分の手を止めつつ、任された業務はその日のうちに終わらせなければならない。これがとにかく難しい。また、ただでさえ電話でたくさん話す仕事なのに、後輩との会話が追加されて1日中しゃべるようになった。しゃべるって、ものすごいエネルギーを使うんだよね。退勤時には、ヘロヘロに疲れている。毎日上司からのチェックがあり、上と下からの両方の圧に挟まれてるような状態だ。

教えるって難しい。そしてやっぱり、仕事って難しいし好きじゃない。結局そこに行き着く。

だけど、教育係を経験できてよかったとも思っている。
上司の部下に対する思いを初めて知れた。仕事をより理解できるようになった。周りを見れるようになった。何よりも、先輩方への感謝の気持ちが大きくなった。

私にも、もちろん新人時代があったわけで。当時教育係だった先輩は、こんなにも大変な思いをしながら私を育ててくれたんだな。すでに退職しているけど、感謝を伝えたくなった。

仕事は1人じゃできない。当たり前なことだけど、今はこの言葉が胸にしみる。教育係として、後輩が1日でも早くひとり立ちできるように頑張らなくてはならない。

正直仕事は好きじゃないし、毎日出勤するのはしんどい。
だけど頑張る理由があると、人は頑張れるみたいだ。


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