見出し画像

学習発表会 #31

 先日、近くの小学校(私が最後に勤務した学校)の学習発表会に招待をされ出向いてきました。その学校での10年前当時の発表会の記事があったので読み直してみました。(以下、平成25年12月 2日 S小学校の学校だよりより引用)

 『去る、(平成25年)11月16日(土)に「学芸会」を行いましたところ、多くの方々に参観をしていただき、誠にありがとうございました。
 今回の学芸会は、昨年とは違った題材が多く、子ども達の白熱した演技や演奏も相まって素晴らしい内容に仕上がったのではないかと思います。終了後、保護者や地域の方々から、『子ども達の頑張りがよく分かった』『とても胸が熱くなった』などお褒めの言葉をいただき、その気持ちを先生方にも直ぐ伝えた次第であります。
 このこととは別に、実は私にとっては嬉しいことが二つありました。
 一つは、各学年が学年主任の先生を中心にまとまっていたことです。その表れが、練習の様子や講堂と教室の間の行き来する様子に、そして子ども達のハキハキした態度に表れていたと思います。学芸会は学年で一つのことを成し遂げる行事ですが、学年という基礎がしっかりできているからいいものができるのです。その意味で私は、先生方のまとまりの成果だと思います。 
 もう一つは、児童会の子達を中心に、日頃からお世話になった地域の方々に「招待状」を出し、その呼びかけに応じてたくさんの方がお出でになったことでした。毎朝、交差点で交通指導をしていただいている方々、ゲストチィーチャーとして学校の子ども達に話をしていただいている方・・・・等。児童会の運営委員会の子達が手作りで作った招待状がきっかけで今回学校に来ていただいた、そんな繋がりを嬉しく思います。
 「来賓席」に座られた方々が、最後の挨拶で同じように言われた言葉が「子ども達の姿が間近に見られてよかった。(いつも朝の登校の時に挨拶をくれる子ども達の顔?)」「招待状をもらって嬉しかった。」でした。学校は、予算も十分ではありませんが、子ども達が一生懸命に作った「招待状」がその機会を作り、そしてちょっぴり「お礼」となったことが本当に嬉しく思います。
 子ども達も来賓の方々もありがとうございました。』

 この学芸会から約10年。
 久しぶりの小学校での発表会の参観でした。今回は、私は昨年より地域の仕事をしている関係で、他のゲストテイーチャーさん方と一緒に参観をさせてもらいました。10年も経ち、名称も「学芸会」から「学習発表会」へと代わり、そして今度は、私が来賓席に座らせてもらいました。しかし「地域の方々を招待する習わし」は続けてもらいなんとなく嬉しい思いで一杯になりました。

 コロナ開けの5年ぶりの開催となった発表会でした。主役は子ども達ですが、5年ぶりの開催ですので、新しく赴任してきたメンバー(職員)、経験の無い職員のことを考えると、やはり学校側、先生方が一番大変だったと思います。
 子ども達、先生方、今日はありがとうございました。(令和5年10月30日)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?