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私にとってTSUTAYAはどんな存在だったか


先日、実家に帰った時に知ったこと。


地元のTSUTAYAが閉店するらしい。


私にとってTSUTAYAとはどんな存在だったかな。
サブスクもYouTubeもなかった高校時代。
青春を彩った音楽は、TSUTAYAレンタルから提供してもらったようなもの。

TSUTAYAが無ければ、後の自分が「青春」と呼ぶような音楽も、無かったかもしれない。


5人時代の東方神起、神7全盛期のAKB、人数が増えたEXILE…当時はレンタルも、5枚で1000円だったな。良心的すぎる。


学校帰り、バスを待つ間必死にチャリを漕いでTSUTAYAまで行って、事前に調べたレンタル開始日に合わせて、新作のCDを借りていたっけ。


あの時は、CD1枚にかける情熱が凄かったんだよなあ。
だから今でも忘れないもんね。
あのアーティストのあの曲とか。
ウォークマンにも、自分が本当に欲しい!と思った曲しか入ってないんだもん。


音楽のサブスクは便利だよ。
次から次へとおススメが出てくる。
だけど、集中は出来ない。1曲に。


CD借りに行ってたら、そういったノイズがないんだもん。
あの頃サブスクがあったなら、今よりもっと多くの曲に出会えていたかもしれない。


でも、あの頃に戻れるとしても、やっぱりレンタルで良いかな。
体をはたいて、たった数枚のCDレンタルをしに行って、音楽の推し活をしていたんだなあと思う。

高校生だった13年前。
あれからまさか後10年足らずでサブスクが主流になって、レンタル業が衰退するなんて考えてもみなかった。

今30代~40代の人の大半は、間違いなくTSUTAYAレンタルにお世話になってるはずなんだよね。


最近は父の様子を見る為に、帰省する回数が増えたんだけど、帰るたびに気づく。
高校卒業してから、もう10年以上たっている事。
ふと気づいてぞっとする。
高校時代の友達とも、10年連絡をとってないし、どこで働いているのかも詳しくは知らない。
早すぎるよ、時代の流れが。

時間が経つたびに、思い出がひとつ、またひとつと無くなっていくのは悲しい。
あれだけお世話になったのに、サブスクに慣れてしまって見向きもしなくなったTSUTAYAに、悲しいなんておこがましいけど。


でも、あれは間違いなく青春だったんだよ。
終わりが見えてからしか気づけないけど、本当はもっと、感謝を行動で示すべきだったんだよね。定期的に借りに行くとか。


もう遅いけど、高校時代に青春の音楽を提供してくれた、TSUTAYAレンタルには感謝しています。
ありがとうございました😭

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