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【マスターデュエル】<烙印融合>実装後の対策を考えていたら・・・9/30制限改訂発表!?

こんばんわ、【後攻デッキ】好きのやかんです。
リミットレギュレーションも改訂され、環境も切り替わった9月です。早くにダイヤ1に上がれたということもあり、先日記事を書かせていただきました。

その後は時間ができたので、今までの対戦で面白かったものを動画でまとめてみたりしてました。

慣れない動画編集ですが、初Youtube投稿してみました。画質の設定が難しい・・・

しかし・・・前回ブログから数日後・・・

烙印融合実装・・・!


まさかの<烙印融合>が実装され、前回の記事も9月環境の考察としてはあまり役に立たないものとなってしまいました・・・筆者自身まだマスターデュエル上での烙印環境を把握しきれてませんが、環境が激変したのは間違いないため、今後の対策を考えたいと思ってたところ、ちょうど夜に時間ができたので先日新しい記事を書いていました・・・

しかし・・・その翌日・・・

リミットレギュレーション改訂発表!


まさかの前回改訂からわずか2週間で追加規制が決定しました・・・
その内容とは・・・

新 リミットレギュレーション

「禁止」
水晶機巧 ー ハリファイバー

「制限」
聖殿の水遣い

「準制限」
群雄割拠
御前試合
サンダー・ボルト(緩和)
氷結界の竜 トリシューラ(緩和)
発条空母ゼンマイティ(緩和)
ABCードラゴンバスター(緩和)
トリックスター・ライトステージ(緩和)
レッド・リブート(緩和)
ダイナレスラー・パンクラトプス(緩和)
SPYRAL-ジーニアス(緩和)
虹彩の魔術師(緩和)
オルフェゴール・ディヴェル(緩和)

まさかの前回記事の願いが叶いました!

前回の改訂に「ハリラドン」が入っていなかったことに前回の記事で相当不満を書いてしまいましたが、それからすぐ<ハリファイバー>が禁止になりました! 早速雑感を書いてみたいと思います。
※前回と同じく【壊獣カグヤ】目線での感想もあるので悪しからず。

『禁止』
<水晶機巧 ー ハリファイバー>
紙よりかなり早く禁止になりました。多くのデッキで採用されていたカードですが、シングル戦環境では「ハリラドン」が強すぎましたね。妨害手段が多いとはいえ、「チューナー含む2体で成立」「返すのが困難な盤面に毎回なる」「ソリティアが長い」とゲーム性を著しく損なう性能だったのは否定しようもありません。
※そもそも妨害手段が多いといっても【天威勇者】では「指名者」と「ローズギミック」「勇者」により、並みデッキよりよっぽど止まらなかったですし。

『制限』
聖殿の水遣い>
「勇者ギミック」が若干弱体化しました。紙と同じく<グリフォン>禁止にしてほしいところですが、7月に実装されたばかりなので、いきなりギミックそのものを禁止にするのはまずいという判断でしょう。これでも「勇者」入りデッキが活躍するだろうことは紙の歴史を見ても明らかですが、<おろかな埋葬>がわずかに使いにくくなって、初動が1枚減っただけでも十分ましにはなると思います。
『準制限』
群雄割拠>
<御前試合>
未だに【エルドリッチ】が活躍しているからか更に規制されました。刺さると一方的な展開になりがちなカードへの規制に最近ようやく積極的になったように感じます。
筆者も<センサー万別>使ってるので、このカード群にはあまりヘイトを向けるつもりはないですが、【壊獣カグヤ】の天敵の1枚だったので、ありがたいです。まあそれでも間違いなく【エルドリッチ】は他の罠カードを補充してしばらく環境に残り続けるでしょう。

<サンダー・ボルト>(緩和)
まあ、紙では無制限ですしね。
しかし15年前にこれが緩和されると誰が考えたか・・・

<氷結界の竜 トリシューラ>(緩和)
環境での採用率が低いということと思いますが、ハンデスが増えるということなのであまり嬉しくはないですね。一部デッキの展開力なら先行からこれ2体+Ω 出すこともできるでしょうし・・・

<発条空母ゼンマイティ>(緩和)
これまた環境の採用が皆無なので緩和。まあ<ハンター>禁止なら大丈夫とは思いますが・・・

<ABCードラゴンバスター>(緩和)
またまた緩和です。「壊獣」が刺さるので苦手ではないですが、展開ついでに「ポン!」っとでてくるそのパワーは依然脅威です。元々ABCは現代で見てもかなり強力かつ人気のギミックなので、少し緩和するとかなり登場率が上がると思います。

トリックスター・ライトステージ(緩和)
「サーチ+実質サイクロン+追加バーン」という強力なフィールド魔法。筆者もよく出張ギミックとして使っていました。他の展開ギミックが増えたことであまり見なくなりましたね。「召喚獣」や<アナコンダ>などとの相性もよかったですが、出張ギミックとしては1枚でも十分でした。

<レッド・リブート>(緩和)
【罠デッキ】への最終兵器。1枚は厳しすぎということで緩和。今回の規制と緩和は【罠デッキ】へのヘイトをできるだけ減らすことにかなり重点を置いているように感じます。このカードも採用するかはともかく【罠デッキ】そのものへの抑止になるので。まあ、【烙印】売りたいなら【罠デッキ】は邪魔ですし致し方ないかと。

<ダイナレスラー・パンクラトプス>(緩和)
こちらも後攻不利の環境を是正する意図が見える緩和。後攻デッキ好きの筆者ももちろん大歓迎です。レベル8だったらよかったのに。

<SPYRAL-ジーニアス>(緩和)
ターン1付け忘れたとしか思えないカード。なぜサーチと蘇生効果両方にターン1がない・・・
いくら【SPYLAL】のシェア低くてもこれの緩和はソリティア増えてまずいような・・・そもそも【SPYLAL】は未だにたまに遭遇しますし。

<虹彩の魔術師>(緩和)
【魔術師】緩和のカード。これで<時空>持ってこられて回答なかったら絶望的な気持ちになります。とはいえ【魔術師】はサーチが豊富なので高確率で持ってこれてたようにも感じます。

<オルフェゴール・ディヴェル>
【オルフェゴール】待望の緩和。流行りはしないでしょうが間違いなくこれから遭遇率は上がるでしょう。筆者も使ったことあって好きなテーマなので嬉しい限りですが、初動防がれると脆いので流石に環境は厳しいか・・・
※先行デッキじゃんとか言わない

まとめると・・・
●【天威勇者】弱体化です! まあこれだけ制圧環境に貢献していたので妥当過ぎる規制です。ハリラドン妨害失敗したら負けみたいなものでしたし。
●「勇者」もまだまだ健在ですが、1枚でもキーカードが減ってくれるのは大歓迎です。
●【エルドリッチ】の制圧罠がまた数を減らしてくれたのも地味に嬉しいです。まあそれでも【エルドリッチ】は別の罠追加して当分環境に居座るでしょう。

それでは制限改訂の雑感はこのあたりにして、次の環境を考えていきます。
他にも様々なカードが準制限に解除されてしばらくは皆さん色々なデッキを使ってダイヤ帯デッキも多様化するでしょう。
しかしそれでも圧倒的なシェアを占めるだろうといえるのが・・・

やっぱり強い<烙印融合>

発動条件なしのデッキ融合とかいうどこからどう見ても強いことが書いてある<烙印融合>。「アルバス」「烙印」シリーズが元々出張性の高いテーマということもあって、【ドラゴンメイド】や【シャドール】といったテーマと早速組み合わせる型が出現していますが、中でも多いのはやはり【烙印デスピア】。強いです。展開力に優れたテーマという点ではいつもの現代遊戯王といえますが、圧倒的展開力で制圧する【天威勇者】とはまた違った強さを持つテーマです。
最大展開でも絶望的な妨害を構えてくるわけではなく、「捲れなくもない盤面」が基本なのです。しかし厄介なのが『この「捲れなくもない盤面」がなかなか途切れない』ということです。中速タイプなので結構拮抗したデュエルが多いですが、もうちょっとのところで詰め切れず結局リソース差つけられて負ける。ということが多いように感じます。
<烙印融合>使った次のターンにはもう次の<烙印融合>が相手の手元にあるという動きには唖然としました。
紙で<魔導書の神判>が禁止解除されるのもさもありなんといったところですね・・・
融合系カードと融合素材カード、そして融合モンスターの噛み合いがとんでもなく、墓地から、デッキから、そして除外ゾーンからまで次の展開札を引き込んできます・・・

現環境のメタカードを考えてみる・・・

【烙印デスピア】の対策を色々考えて感じるのは、
対抗策は多い一方で汎用札で完全な対策が難しいということです。

●<烙印融合>⇒<ルベリオン>or<アルビオン>⇒<ミラジェイド>
●<赤の烙印>⇒<ミラジェイド>or<ガーディアンキマイラ>
この2点が基本的な動きでそれぞれ止めどころは多いです。
特に<ルベリオン><アルビオン>を無効にすれば止まるので筆者も簡単だと思っていましたが、<悲劇><喜劇>が下記①②のカードのうち<ヴェーラー><無限泡影><わらし>をケアしてくるので言うほど簡単ではありませんでした・・・

①【汎用カード】だいたい有効だがこれでもケアされることがある

<うらら><増G><エフェクトヴェーラー><無限泡影><DDクロウ><墓穴の指名者>

②【汎用カード】有効だがケアされがち
<ディメンションアトラクター><浮幽さくら><屋敷わらし><スカルマイスター><センサー万別>

③【汎用カード】あまり効かない
<ニビル><幽鬼うさぎ>

③【尖ったカード】有効
<強制脱出装置><超融合><次元障壁><魔封じの芳香><アークネメシス・プロートス><融合解除><接触するG><融合禁止エリア>

なんだ、意外と選択肢多いじゃんと思えますが、ランクマを戦う上で更に難しいのは、既存の強豪の対策も同時に求められるということでしょう。しかも対策カードと言うと欲しいのは後攻からでも使えるカードです。
※【先行デッキ】だったとしても対策カードを考えるとなると、自分が後攻の時を想定していることが多いでしょう。だとすると罠カードは微妙なので選択肢は限られます。
更に困るのが、【烙印デスピア】に対する有効カードのほとんどが【勇者】に弱いという点です。

筆者も最初は「いかに烙印融合といえど、<さくら><アトラクター>使えば余裕だろ」と考えていましたが、実戦で戦ってその考えが甘すぎることに気づかされました。

<浮幽さくら>
<ミラジェイド>飛ばせばたしかにやや動きは鈍りますが、<ガーキマ><クエンティス>など他の融合体を出すプランに移行されるため、結局手札がよくないと、もたついているうちに<ルベリオン>で回収されてしまいます。

<ディメンション・アトラクター>
効かないわけではなく、リソースを削ることができるので盤面返せれば後の展開が相当楽になります。<ミラジェイド>の妨害も防げるので間違いなく仕事はします。しかしこちらの動きも相応に制限されるので、やっぱり他の手札が相当よくないと捲った上で有利な盤面を築くのは難しかったです。
<悲劇のデスピアン>は除外されても使えるので結局後続持ってこられますし。

バランスが難しい・・・

筆者はここから「勇者はどうしようもないから①の汎用カードを大量掲載して迎え撃つ」というプランを考えましたが、体感的にはきつかったです。「勇者」「指名者」を貫通してこちらの誘発を通すには2~3枚必要です。もちろん2枚以上引けるように誘発は15枚前後積みますが、相手はほぼ初手で初動を引いてきます。それに対しこちらは常に誘発2~3枚確保する、というのはしんどいです(それすらケアされかねない)
そして誘発に手札を2~3枚使ってからでは残りの手札がある程度よくないと戦いになりません。1枚で爆アド稼げるカードがない【壊獣カグヤ】では2重の運ゲーを強いられてる気分です。
極端な話、【烙印デスピア】だけ対策するなら、<接触するG>を3枚入れればかなり楽になるのですが、これが効く環境デッキは【烙印デスピア】と【鉄獣戦線】くらいです。他デッキには大抵塩を送るだけの結果になります。尖らせ過ぎると他デッキに勝てなくなります・・・

サイドデッキのないシングル戦ではこれらのバランスがものすごく難しいです。とはいえ、来月ランクマを上るにはある程度いい塩梅を見つけないといけないので、今のところの方針を書いてみます。

【壊獣カグヤ】のこれから(迷走中・・・)

●プロートスを復活させる
MDでは【幻影】が思った程環境を独占しなかったということで、【天威勇者】以外では最終的に不採用なことが多かったカードです。しかし【烙印】に対して試して出してみると思った以上に効きました。<ミラジェイド>のエンド除去は効かないですし、守備で出せば<クエリティス>でも突破できないです。多少構築を歪ませててでもこれを出せる構築にしようかなと。

●アトラクターはもう少し使う
【天威勇者】【エルド】【鉄獣戦線】【電脳堺】に対して使えて「勇者」前に打てるということでやっぱりしばらく使います。【烙印】にも効かないわけではないですし

●増殖するGの採用をもう1回検討
<うらら>を強く使われるのが嫌で抜いてましたが、構築を大きく変える必要が出てきたので、いっそ<うらら>の的を大量に入れる方針にしようかなと思います。<うらら>打たせれば<カグヤ>も自由に動けるようになります。<エクレシア>や<雪花>も再検討することにしました。

●最終手段<接触するG>
【烙印】【鉄獣戦線】に強力に刺さるカードですが、他のデッキにはほとんど効果がないという、下手をすると<トークンコレクター>以上に偏ったカード。しかしこれを使えば上記2デッキには相当な影響を与えることができます。ここまで<烙印融合>に環境が偏っている以上、8月の【歪な壊獣カグヤ】を思い出して採用を検討してみようと思います。

【検討】いっそこちらも「アルバス」採用?

考えてみれば【壊獣カグヤ】って出張ギミックと相性いいんですよね。
「アルバス」「烙印」ギミック盛り込んでやるのも手かも。実際Wiki見てみると「壊獣カグヤ」の導入をオススメする文章もあったほどでした。

名付けて【烙印壊獣カグヤ】。

意外と面白かったのが、この構築にするとリンク2の<闇霊使いダルク>が非常に強く使えた点です。「相手墓地の<ミラジェイド>を奪って除去効果を使用⇒セレーネアクセスに繋ぐ⇒エンドに墓地に送った融合体効果で<アルバスをサーチする」
上記の動きは闇属性を含んだ2体で行えるので、【壊獣カグヤ】では自然に繋げることができます。
また、<アルバス>や<アルビオン>からランク8に繋げたり、<エクレシア>を最大限活用できたりと結構新鮮味のある動きもできました。

・・・それ普通に【烙印デスピア】でよくね?

という考えがよぎったことは否定できません。というかこの手の出張デッキを組んでいたらそう思うことはよくあるのではないでしょうか。
強力な出張ギミックに寄せれば寄せるほど「そっち方面に特化させた専用デッキの方が強くね?」という疑問を感じてしまうというものです。現代のグッドスタッフのアイデンティティというものは意外と難しいものなのだと改めて感じた時期でした。

⇒ 筆者としては「壊獣」+<カグヤ>の採用を持ってして【壊獣カグヤ】というアイデンティティを保つことにしています。以前の記事にも書いたように、「そのギミックが好き」だからです。
「好きなギミックを環境で活躍させるために現代出張カードの力を借りる」こう考えれば自分のデッキのアイデンティティというものを見失わずに出張デッキを楽しむことができるのではないでしょうか。

まとめ


というわけで前回の記事を書いてから瞬く間に環境が激変してしまったということで、迷走中ながら記事を書いてしまいました。

リミットレギュレーションもまた10月から変わるので、10月ランクマをどのような構築で上るか再検討が必要です。
いずれにしろ今月とはかなり違った環境にはなるでしょうが、烙印対策の答えを求めてしばらく色々試行錯誤していこうと思います。

今回は以上になります。お読みいただきありがとうございました。










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