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〈相槌〉📍

朝駅で春先まで不倫していた彼の職場の上司とばったり会った

長い事勤めていた勤務先は家の近くにあって、まだご近所ですれ違っても見知らぬ人にはならなく、彼に紐づいてる自分にも思わぬところで再会した気分。

思う以上に世間は狭いから、誰かと自分が同じ男性をいいなと思っているだけでなく、奇遇にも体の関係の有無まで知れたりすれば
「側にいて欲しいの」って言える女性のほうが尊いであろう。
長かったダブル不倫を終わらせたらそんな目線を見つけた。

彼との月に一度の土曜日の早朝から夕方までの時間を、季節の変わり目みたいな気持ちで迎えられていた頃はその言霊の重さも罪もさて置いて、非日常を楽しむことに専念していたね。

奥様と同じ土俵には立っていないので、
やきもちやジェラシー、
不謹慎だけど背徳感の悦びを感じる事も無く、2人の時間は共感と共有一色に包まれていた。

異性としての魅力とか、尊敬につながる正反対の性質みたいな深みの部分により触れていかなければ、表面だけ気持ちの良い関係になるかもしれない。

わたしじゃなくてもいい





katz maneki📍

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