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寒いよ三月。良い本との出会い。

寒い日が続いている。3月に入ったのだからと、もこもこのアウターではなくトレンチコートや薄手のウールのコートを着てみるが、気温はダウンコートを着てもおかしくないくらいの低さ。
今週末は暖かくなるらしいが、一気にあったかくなりすぎると薄手のコートが楽しめないよーなんて、嘆きたくなるのは少数派なのだろうか。

貪るように、読書、読書、読書、
そして映画、映画、映画、
料理、料理、料理、
運動、運動、運動、
と日々繰り返していた。

運動はついやりすぎて、絶賛背中がおかしな痛み方をしている。
痛い。明らかにやりすぎた。とほほ。

料理は難しくない簡単なもの。マッシュルームのオムレツや、蒸篭を使った蒸し料理、鶏肉と野菜のレモン煮、塩麹を使った料理など色々。
映画はアカデミー賞関連からタイミングがたまたま合ったものなど(近日中に二月鑑賞記録として投稿したい)劇場から配信系まで色々。
読書は本屋さんで出会ったものから図書館で借りた小説、雑誌、友人から借りたものなど色々。
貪欲に心のままにどんどん進んだら、時間が足りなくて足りなくて、一週間があっという間だった。

特に読書のペースはぐぐんと進んだ。
代官山の蔦屋書店は大好きな本屋さんの一つで、小説はもちろんアート関連の本もたくさんあるし、アートの展示やイベントも多く開催されていて時間とお金が許せば頻繁に行きたい場所。

以下、代官山 蔦屋書店にて。

日常の中に夢のようなものが混ざっている。
真ん中上の作品が特に好きだった。
夜のデニーズにへび!
ドーナツもかわいい。
美しいチョコレートケーキ。濃厚でコーヒーに合いました。
ルル・メリーのお菓子は美味しいし見た目も美しくて好き。
この日は二冊の本(どちらも良い本)とお菓子を購入。
曇天の中にピンク
これ、良かったんです。

ふと目についたこの本。韓国文学にちょっと惹かれていたところに、このタイトルと表紙。最初のページを読んで、今読みたい本の引力を感じ購入。
これ、すごく良かったんです。
 
主人公がオープンさせた書店が中心のお話。大事件は起きない。ゆったりと時間が流れる。書店内のコーヒースペースで働くバリスタの男の子、書店に増えていく常連さん、書店のイベントで出会う人たち。それぞれの悩みや喜びが丁寧に描かれている。そして、お仕事小説でもある。「働く」ことの価値観や韓国社会の問題点にも触れ、私も自分の価値観や希望と照らし合わせて考えさせられた。

押し付けがましくはなく、かと言ってぼんやりしすぎず。
はっきりと肯定してくれる、緩やかな活力がみなぎるお話。

作者は「かもめ食堂」や「リトル・フォレスト」のような作品を、自分が読みたい作品を書いたとおっしゃっていて、ものすごく納得した。
ただ「かもめ食堂」も「リトル・フォレスト」も私も大好きな映画(作品)だが、いわゆる「ほっこり」がちょっと「クセつよ」に感じることってあると思う。
これは文章からはそこまで「ほっこり」は感じなかった。
パンで言うと、フレンチトーストやシナモンロールではなく、
きゅうりとハムのサンドイッチという感じ。
さっぱりしていると思う。

じわじわと活力が湧いてくる。私はそんな感じがした。
おすすめです。

ヘッダーの写真は、友人と食べたYOU (ユー) - 東銀座/喫茶店のオムライス。
これすごく美味しかった!これまで、たいめいけんのオムライスが一番好きだったけれど、好敵手現る!といった感じ。
下のごはんのケチャップ纏ったしっとり具合、ケチャップの甘味と酸味、上の卵の生クリーム(かな?)が入ったふわとろ感。とろとろすぎる卵のオムライスは邪道と思っていた私も、これは美味しい!!と思った。
しかも、コーヒーを頼んだら甘くないホイップクリームが別添えで付いてくる。
え?これ以上カロリーを摂取しろと?と思ったけれど、誘惑に抗えず、ホイップのせてコーヒーを飲みました。ちゃんと喫茶店の美味しいコーヒーだった。

先日、お友達から貰ったフェイラーのキティちゃん。フェイラーのハンカチは洗ってもよれないし、ちょいおばあちゃんみたいなレトロ感が好きで集めている。
嬉しい。新しくこれも仲間入り。

レトロなキティちゃん


最近思うこと。
人間関係って生き物のように変化する。
距離ができたり不穏な雲に襲われる。
そういうのがこれまではとても苦手で、不安に感じていた。

今はちょっと変わってきた。
私にも、相手にも、日常の波があって、元気な時と疲れている時がある。
私の考えは私のもの。相手の考えも相手のもの。
寂しく思う時はあるけれど、私は私の楽しいことで結構忙しい。
人間関係に振り回されて考えすぎて時間が過ぎるのはちょっと勿体無い。
そのうち縁があればきっと繋がる。
それでも恋しくなったら「おーい元気か?」と連絡すればいい。

愚痴ばかりの会話や情報を探るような会話に疲れた。
ストレス発散や本音を確認することが、息抜きや安心に繋がることはわかる。
でも、それだけ、毎回、一色、はやだ。

これまでの私は、友達の愚痴を聞いてそれを共有・共感して、一緒に悩むことで「大切な友達なんだ」「友達に必要とされているんだ」という感情に安心していたのかもしれない。そこに比重を大分置いていたのかもしれない。
最近そう思う。

今日の夕飯は、イワシのつみれ入り野菜スープ、切り干し大根の煮物の予定。
さつま揚げも煮物に入れよう。


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