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映画「怪物」、「ウーマン・トーキング私たちの選択」感想

今月は公開映画作品が豊富で観たいものが盛りだくさん。できれば劇場で観たいところ。どのくらい観に行けるかなあ。

昨日は是枝裕和監督作品「怪物」を鑑賞。
坂元裕二脚本で安藤サクラや永山瑛太、田中裕子とキャストも好きな人ばかりで楽しみにしていた作品。
「怪物だーれだ!」と言う宣伝文句も印象にあり、犯人探しのような視点で見始めてしまうが、ラストの展開で驚き、思い込みや憶測だけで勝手に判断してしまうことの怖さを改めて感じた。子ども二人の演技が凄まじい。是枝監督はどうしても過去作品からしても、子どもを撮るのが上手く、過去出演子役の演技も素晴らしいのでそりゃあ今回もすごいんだろうなあと思っていたが、軽々とその期待を超えてくる素晴らしさだった。すごい。ナイスキャスティング。
また永山瑛太の演技が力が抜けていてよく、思っていた以上だった。

ただ、それぞれの視点で描かれているのはわかるが、あまりにも整合性の取れない描写がちらほら見え、がっかりしてしまった。
展開はスムーズだしテンポもよくどんどん引き込まれあっという間の上映時間だった。が、ちょっとした描写に違和感がありどうしても気になった。
あの永山瑛太演じる先生の描写とか、前半・後半であまりにも違い過ぎる。視点が違うとは言え、うーん・・・・と首を傾げてしまう。他ちょこちょこ気になる点あり。
個人的には是枝監督作品の中では、上位とまではいかなかった。
でも、次回作も楽しみだし、きっと劇場に足を運ぶでしょう。

フランシス・マクドーマンドの存在感、あっぱれ!

今日は「ウーマン・トーキング」を鑑賞。これ実話に基づいているのね。初っ端からズーン・・・となったけど、それは序の口で後半さらに闇を感じる場面登場。これ、2010年の話なの?こわ・・・。キリスト教一派の閉ざされた生活とはいえ、あまりにも時代が古めかしい生活ぶりにびっくりした。レイプされても赦さなくてはならないって、なんじゃそりゃ。なんだけど、彼女たちにとってはそういう世界で生きているわけで。信仰の厄介さなんて簡単にはいえないけど、思想によってこんなにも苦しんでいることが恐ろしい。

彼女たちはみんなレイプされ苦しんでいるのに、女性たちで今後どうするのか議論する場面では、互いを傷つけるような発言もあり、観ていて心がすり減った。感情が爆発して、冷静な議論とは言い難い場面も多く、もう十分に傷ついている彼女たちの心中を思うと本当にやりきれない。
ほぼ会話劇で舞台を見ているかのよう。
登場する唯一の成人男性、ベン・ウィショーの役どころが気の毒だった。涙を流す姿が切ない。でも、こういう役似合うなあ。

赦すか、闘うか、それとも去るかー

ポスターにある通り、男性たちに対してどうするかを議論する女性たち。ただ、どれを選んでも闘い方が異なるだけで、それぞれの闘いに変わりはないなと思った。
良作。観てよかった。

フランシス・マクドーマンドがちょろっとしか出てこないのに、えらいインパクトでさすが!!


ドラマ楽しみ!
内野聖陽さんの賢二に会えるのが嬉しい!

映画見た後に「きのう何食べた?」の新巻も無事に購入。読むの楽しみ。ドラマも楽しみ。

ヘッダーは週末食べたロイホのモーニングパンケーキ。
明日もロイホ。オストメイトのつながりの方と初対面でお茶の予定。緊張する。
明日はあんみつでも食べようかなあ。アサイーヨーグルトも捨てがたい。

今日はストーマ「腸太郎」のお洋服(パウチ)交換だった。汗をかく季節になってきたから、肌の状態を見て保湿剤をそろそろ変えようかなあと思ったり思わなかったり。炭酸水をグビグビ飲んだ後、腸太郎が「ぷっふう!」「ぷぷぷぷぷ!」「ふぅーぷ!」などおしゃべりするのが楽しい(おならですね)。こうやって一人で腸太郎のおしゃべりを聞いて楽しんだりと仲良くやっています。

おやすみなさい。

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