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自分の好きな日常

先日、職場へ出向いたその後から体調を崩していた。
我ながら心身の弱さ?素直さ?にびっくりした。ちょっと呆れた。
やっと調子を取り戻してきた。
いつものドトールでモーニング。
安定のトーストにいちごジャム。
いつものアメリカン。
何気ないお気に入りの時間が過ごせていることに気づいて、ほっとする。

お散歩の途中でシャトレーゼになんとなく立ち寄る。
お菓子屋さんでも季節は感じられる。柏餅を思わず購入。

小ぶりで良いサイズ

おやつの時間。
この日は柏餅だったけれど、もっと何気ないおやつでも良い。
りんごだったり小さいチョコレートだったり。
一人のおやつ時間もまた私の好きな時間。
ぼんやりと外を眺めゆっくり楽しむ。

先日気になっていたお店でビーズのネックレスを買った。
手持ちのネックレスと重ね付けしたい。二重で巻いてブレスレットにしても良いかも。
「かわいい」に出会うこと、それを自分のスタイルに取り入れること。
気になるお店に出かけて直接品物を見ること、お店の空間に触れること。
私の好きな時間。

手作りのため、長さもいろいろあったし、カラーバリエーションもいくつかあった。
わんこが可愛い。チョーカーまで短くない長さ。


タイトルの不穏さと生命力のない魚が妙に合っている。
トッポッキ、しばらく食べてないなあ。

気ままに読書。カフェでも電車の中でも待ち合わせの場所でも。
スッと本の世界に運んでくれる。私と本だけ。自分のスピードで楽しむ。
同時並行で数冊読む。気分で変えたり、鞄によって(鞄の大きさやタイミング)変わる。作者の作品を自分の好きなように楽しむ。
これもまた私の好きな時間。

川上弘美作品を初めて読んだ。ジャケ買い。
とても不思議で独特な世界。心地よかった。夢中で読む。ゆっくり楽しんだ。
自分の想像の範囲なんてまだまだ狭まいな、と感じた。面白かった。

「死にたいけどトッポッキは食べたい」も面白かった。
作者が精神科医のカウンセリングを受ける様子を対談形式で載せている。
同じ問題に毎回行きつき、何度か同じことを話している。作者もそれに気づいている。でも、いつもその考えの習慣を繰り返してしまう、というのがリアルだった。
そして、カウンセリングが終わってからの感想も正直。
精神科医のコメントも載っていて、先生の視点が新鮮だった。上から目線ではなく好感が持てた。

気になっていたコーヒー屋さん。
サンドウィッチの表面の香ばしさがたまらなく良かった。

先日食べたサンドウィッチ。

たくさん歩いてたくさん動いて、お腹が空いた時に食べるごはん。
余計なことは考えずにただごはんを楽しむ。
食べ物を味わう。一人でも二人でも、気を遣わない人とのごはん。
美味しいコーヒー。
外食も自分が作ったごはんもどちらでも。
体に「美味しい」が染み渡っていく時がとても好き。
大好きなお気に入りの時間。

好きな時間を確保したい。
特別でなくて良い。日常の中にある時間。
自分でその時間を確保して楽しみたい。
ある程度のポジティブなエネルギーを充電したい。
そうしたら、不意にやってくる悲しみや怒りや仕方のない擦り傷も、
小さくできるのではないだろうか。
柏餅やネックレスや川上弘美やサンドウィッチが、
味方になってくれるのだと思う。

まだ、ちょっと先日の出来事に引っ張られているけれど、私は美味しいごはんを友人と食べた。


ヤンニョムチキンを初めて食べた。韓国文学をいくつか読んだからなのか、最近韓国料理が気になる。

食べている間は「美味しい」が私を満たす。しあわせな気持ちになる。

夕飯は鯖を焼く。
焼き立てを白米と食べる。ほうれん草のおひたしに冷やしトマトに玉ねぎとポン酢。お腹が空いてくる。
これを書きながらにやにやしてくる。
エネルギーが充電されていく。

明日はもっと充電される。嫌なことがささやかなことになる。
きっと大丈夫。




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