数年前
会社の慰安旅行で
北海道に行った

その当時の
計画委員のメンバーが
皆を楽しませようと
サプライズを考えたのだろう

慰安旅行の定番的な
お座敷での会食

途中カラオケなんかも
ありつつの
盛り上がりかけた
その瞬間

そのサプライズが発動された

内容は
「アフロのカツラを被った
    おっさんの一人カラオケ」

一気に場の空気が白ける

登場時に
司会者がハードルを上げた
紹介をした為に
その落差も顕著にでた

誰が悪いは
ないけれど
フォローする人もなく
ただただ
シュールな時間が流れる

宿の女将さんが
その空気感が
居たたまれないと
感じたのか

合いの手と拍手で
盛り上げようとするも

そこに誰も乗らず
更に濃いシュール感が漂った

そんな
スベり出来事

とはいっても
慰安旅行の話しになると
毎回このスベった話しが話題となり

今後これ以上に
スベることはないと
皆で大爆笑している

だから
事実は変わらないけれど
時間と共に熟成されて
意味が反転する時が来る

そのように勇気づけされる
そんな思い出