過去の住むマンモス団地

ある晩、友人の桑田孝夫とマンモス団地へ出かけた。

 敷地をぐるりと高い塀が取り囲んでいる。あまりにも高くて、外からは中の様子がまるでわからない。
「守衛はあそこだな」と桑田が言った。塀の一部を穿ったような、小さな門があり、その内側から黄ばんだ光がこぼれている。
「行こうか」わたし達は門へと向かった。

「こんばんは」桑田は固く閉ざされた門の鉄格子越しから呼びかけた。
 詰め所に座る制服姿の老人が

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ネタ帳タイムカプセル

同じネタ帳を10年以上使ってる。

正確に言うと、ネタを書き溜めるノートが、ときどき稼働しては忘れ去られを繰り返して10年以上経った。

というわけで10年以上前に書き留めた、いわゆる「心に移りゆくよしなし事」のうち、いかにも実にならずに終わりそうなフレーズを公開していこうと思う。

・ワロスバーガー

・蛍光色のドーナツ

・たくわんのたくわえ

・「願」←うなぎのかばやき

・New York

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似た答え

ピンク色の
デカいふわふわが
あった
これを見てると
とても幸せな気分になった

-

ボクは
それを箱に詰めて
会ったことのない
親戚のおじさんの
家へ郵送した。

-

ふわわん
ふわわん

ピンク色のふわふわは
箱のなかで
もっともっと大きくなろうと

頑張った。

-

2、3日後
ボクはおじさんが
どうなったのかを
想像しながら
静かなカフェで
くつろいでいた。

おじさんはきっと
箱を

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にせもの!?

きょうは豪勢に

イセエビ料理だ!

…あれは…偽物??

偽物じゃね~よ!

人聞き悪いなぁ💢

ただの「エセエビ」だよ!!

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これは
おかしい

あんなに あんなに
筋トレを頑張ったのに

筋肉痛がやってこない
やってくる気配がしない

-

さみしくて
悔しくて

空を見上げて
道を行く。

空を見上げているのは
溢れる涙が
こぼれないようにするためだ。

-

家に帰って
電気をつけた時

誰かがドアを叩いた。

ガチャリンコ

-

開けてみると
知らない外国人だ。

話によると
筋肉痛の代わりにやってきた
らしい

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