バイオテック

国内外のバイオテックのニュースを取りとめもなくメモとして書き留めます。応援してくれると…

バイオテック

国内外のバイオテックのニュースを取りとめもなくメモとして書き留めます。応援してくれるとどんどん記事をふやしていくので、よろしくお願いします。

最近の記事

2024年2月12日の週バイオテックおさらい- 2023年度の大型M&Aトップ10

【前置き】 バイオテック業界は、2023年よりM&Aが再び活発になり、トップ10のM&Aディールの合計は1158億ドルに達し、2022年、2021年、2020年のそれぞれ650億ドル、530億ドル、970億ドルを上回りました。 2023年のトップは、何と言っても、ファイザーによるSeagenとの430億ドルの合併です。2024年のM&Aのニュースもそうでしたが、再びADC(抗体薬物複合体)が注目されています。 元記事はこちらです。 ①ファイザー&Seagen 取引価値:

    • 2024年1月29日の週バイオテックおさらい(先週できなくてごめんなさい)

      ①米バイオテック2社、$100M以上の資金調達を目指してIPO ようやく米国バイオテックのマーケットの回復の兆しが見えてきました。Alto NeuroscienceとFractyl Healthが、それぞれ100万ドル以上を目指して公開市場に参入しています。Altoは、抗うつ治療に焦点を当て、最大128.6万ドルを目指しています。Fractylは、内視鏡手術Revitaの研究資金を調達し、110万ドル以上を目標にしています。両社はそれぞれNYSEとNasdaqで取引を開始し、

      • 2024年1月15日の週バイオテックおさらい

        ①In vivo CART 期待されるメリットとして以下が挙げられる。 治療のスピードアップ(アフェレーシス後にT細胞を分離し、編集、細胞を増やす…などの数日~数週間のプロセスが不要になる) 患者の体内で直接改変を行うことで、治療へのアクセスが向上 コスト削減(細胞のクオリティコントロールなど) ➡️しかしながら、配送方法やオフターゲット効果に関連する安全性の懸念があり、引き続き臨床研究が必要 最近のディールとしては以下 AbbVieとUmoja Biopharmaは

        • 2024年1月8日の週バイオテックおさらい

          ①バイオテックベンチャーエコシステムが前年に比べて好転 2024年1月に公開されたLifeSciVCの記事「Biotech Venture Ecosystem: Quick Health Check」では、米国のバイオセクターにおけるベンチャーキャピタルの現状について解説しています。主なポイントは以下の通りです: ベンチャーキャピタルの投資額が四半期あたり約$5,000 Mで安定しており、健全な投資レベルを示しています。 新規スタートアップの創出ペースが減速し、資金の新規

        2024年2月12日の週バイオテックおさらい- 2023年度の大型M&Aトップ10

          2024年1月1日の週バイオテックおさらいーその2

          ①日本企業の間でのCDMO事業、ますます活発化 AGCが医薬品の開発・製造受託(CDMO)事業において、スペインのAGCファーマケミカルズヨーロッパ(APCE)を中心とした設備投資を進めている。AGCは、化学合成技術に基づく合成医薬品とバイオ医薬品の2つの領域で事業を展開しており、スペイン拠点の強化を通じて欧米市場の開拓を目指している。また、日本、アメリカ、ヨーロッパにおける3極の連携による成長が期待される。 ②肥満症治療薬急増 新しいタイプの肥満症治療薬の利用が世界的に急

          2024年1月1日の週バイオテックおさらいーその2

          2024年1月1日の週バイオテックおさらい

          ①妊娠中のつわりの要因 妊娠中のつわり(悪阻)が、胎児が作るプロテインによって引き起こされる可能性があるとのこと。研究によると、つわりの主な原因は、胎児が生成するホルモンの増加にあると示唆されている。妊娠前にこのプロテインのレベルが自然に低い人は、妊娠時につわりが重くなるリスクが高まる可能性があるとのこと。つわりを和らげる治療法の開発に繋がれば素晴らしい。つわりは相当なQOLの低下に繋がる。 ②23andMeが抱える訴訟問題 遺伝子検査サービスの23andMeがユーザーのア

          2024年1月1日の週バイオテックおさらい