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子どもの【すき】を抱きしめる大人になりたい

【すき】と聞いて思い浮かべた言葉はなんでしたか?

 【好き】と【隙】


わたしは両方を抱きしめてあげたい。


科学館のイベントで化石を掘る息子くん


不登校半年。
元気にはなりましたが、、学校には行かないことを選択中の我が家の兄妹。
参加できるイベントを探しては、出かけています。
今回は熊も出るという山の麓での化石掘りイベントに、息子くんはパパと参加してきました。途中15分ほど沢を歩き、長靴の中がビチョビチョなのにも気が付かないほど、夢中でトンカチで化石をほりほりしてきた模様。


夫がね。夜の食卓で言うんですよ。
息子はすごいと。
「そこ危ないぞ!ちゃんと見て歩け!」というパパの声も聞かずに、石がでこぼこしている道を、足元も見ずにキョロキョロと周りを見渡して、色んなものに興味を持って歩いてた!すごいと。

・・・ここで、私がまず思ったのは

(そんなこと知ってるよ)(転んだって良いじゃない。せっかく興味持って周りを観察してるんだから、先読みして注意そらしてんじゃないよ)の2点。


そしてこれはいつも夫が口癖のように言っちゃうやつ。
ご飯の食べ方や姿勢の指導ね。

「おかずとご飯は交互に食べたらいいんだよ」「野菜も一口くらい食べたらいいことあるかもよ」「ほら、姿勢!」

わかるよ気になるんだよね。
わかるけど、いつも別な場所で食べている息子が珍しく同じ食卓で食べているんだよ。
そこにまた煩く言われたら、一緒に食べたくなくなるよね💢
それを不登校前やりすぎてましたよね?
「楽しく食べようよ!!」と私があなたに怒ってましたよね?

直で言うと、不穏な空気になりますからね。
まずはこの前遊びにきた、私の弟家族の話から持っていってみました。

親になったアラフォーの我が弟を見ていて思ったんだよ。
小学生のウチの兄妹が公園の草の茂った小道を突っ走っていく。
その後ろを追いかけていく少し小さな姪っ子にさ、弟が先回りして言っちゃうの、
「あ!トゲトゲあるよ!気をつけて!」って。そしたら(!!!)姪っ子ちゃんにブレーキがかかって。怖い、行かないになっちゃうじゃん。
で、うちの兄妹はどんどん遥か遠くに離れていっちゃうわけ。もったいないなと思って。あんなに興味に溢れてる姪っ子ちゃんなのに。

弟だって、昔は私の後ろにくっついて木苺取りにフェンスを登って、崖を下って、どろんこになったりして楽しかったはずなのに。

忘れちゃうのかな?
姪っ子ちゃんが一人っ子だからかな?

ハッとした顔して😳普通に驚いてましたよ。
「確かにパパも言ってる。忘れてるわけじゃないのに」

ほいきた。食いついてきましたよ〜。

「あ~そうなんだ。忘れてるわけじゃなかったんだ。パパもさ『俺はその昔、今や立入禁止になっているような公園の崖や斜面を、走り回って秘密基地を作ったりしてたんだ!』って自慢してたもんね。なんで先回りして言っちゃうの?」

ん〜〜〜と固まる夫。「なんでだろ・・・?」

(今日の彼の中での宿題となりました)



子どもの行こうとするその道を、
「その段差飛んだらあぶないよ!」「怪我するよ!」
「その道は間違ってるよ」

親が先に声を掛ける。
そう言われたら、ビビって行くのを、飛ぶのを、自ら進むことをやめてしまう。

その、子どもの【好き】なものを追いかけたいという気持ち

その、無理かもしれないことに挑戦する、小さな過ちという【隙】


大事にしてあげたいですよね。



もちろん道路に飛び出すとか、生きることの危機に対しては大声をあげて注意することは必要ですけど。
でも、ちょっとの擦り傷くらいなら、治るしね。
それもまた、(これ以上やったら怪我するんだ)という自分の中での学びになるしね。

そこの自己判断が難しい期間に、親は[離さないもの]を大事にすればいいのです。

 ★子育て四訓★
1.乳児の時は、肌身離さず
2.幼児の時は、肌を離して手を離さず
3.少年の時は、手を離して目を離さず
4.青年の時は、目を離して心を離さず


で、ついでに、「ご飯の最中にいろいろ言われると、また一緒に食べてくれなくなるから、何か言いたいなら最後に1個だけにしてもらえる?みんなで楽しく食べたいでしょ?」と釘を刺す。

なんたって、私は悪女なので(笑)



予想外に悩むより予想外を楽しんで楽しませてくれる人の方が魅力的だから運も味方につけられる。

ゲッターズ飯田



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